名称:「根来寺根来塗 宗家 池ノ上辰山 展-椀の諸種-」神戸阪急
会期:2024年11月6日(水)~12日(火)
会場:新館7階 美術画廊 ※催し最終日は午後5時終了
住所:〒651-8511 神戸市中央区小野柄通8丁目1番8号
TEL:078-221-4181(代表)
URL:神戸阪急
鎌倉時代から室町時代まで僧たちに使われていた根来塗は、豊臣秀吉の根来攻めで灰となってしまいました。根来塗師 池ノ上辰山は、中でも高僧のために作られていた、角が欠けにくく沸騰したお湯を直接入れることができ、熱による脱色が少ない幻の技法に惹かれ、河田貞氏のもとで学びながら、その復興に奔走。2007年には、和歌山県郷土伝統工芸品「根来寺根来塗」として復興登録され、文化庁長官からも表彰されるなど、その功績が称えられています。幻の根来塗をぜひ、ご覧ください。
PROFILE
池ノ上 辰山(いけのうえ しんざん)
1987年、河田貞氏に師事、根来塗の真髄を学ぶ。
1992年、和歌山・岩出町民俗資料館(根来寺山内)にて根来塗指導員養成講座に入り根来塗を習練する。
2000年、12月12日、総本山根来寺座主大僧正 稲葉信隆師より根来寺名 根来寺印を認許。同日、曙山制作の漆器産地名を「根来寺根来塗」と命名。
2003年、和歌山県知事より知事奨励賞を授与。
2006年、桂宮宜仁親王殿下より優秀漆工技術者として表彰される。
2007年、和歌山県知事より和歌山県郷土伝統工芸品に指定。同年、岩出市長より市民文化賞を授与。
2012年、明治神宮にて日本漆工協会より徳川宗敬賞を授与。
2019年、文化庁長官表彰被表彰者に決定。
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