菅木志雄 「揺らぐ体空」岩手県立美術館

菅木志雄《揺間》2005年 岩手県立美術館蔵 installaton photo by Kenji Takahashi ⒸKishio Suga

名称:菅木志雄 「揺らぐ体空」岩手県立美術館
会期:2024年10月3日(木)〜2024年11月24日(日)
会場:岩手県立美術館
開館時間:9:30 〜 18:00
休館日:月曜日
   10月14日、11月4日は開館
   10月15日、11月5日は休館
入場料:無料
住所:〒020-0866岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
TEL:019-658-1711
URL:岩手県立美術館

菅木志雄《散立》2005年
岩手県立美術館蔵
installaton photo by Kenji Takahashi
ⒸKishio Suga
菅木志雄《散立》2005年 岩手県立美術館蔵 installaton photo by Kenji Takahashi ⒸKishio Suga

当館の所蔵作家で日本を代表する現代美術家の菅木志雄(すが きしお)は今年80歳を迎えました。菅は1960-70年代の日本の美術動向「もの派」の中心的な作家として活躍、もの派の活動が終息した後も今日までその制作姿勢を変えることなく作品を作り続けています。
当館では2005年に菅木志雄を迎え、小企画展「揺らぐ体空」を開催しました。「ものごとは不確かである」というテーマの下、菅は館内のグランド・ギャラリー、光壁前、屋外展示スペースの3カ所に、それぞれの空間に合わせた巨大なインスタレーション作品《揺間》、《集向》、《散立》を制作しました。
これらの作品を構成する素材は、石や木、金属、ビニール、釣竿等、私たちの身近にあるものです。菅はそれらに極力手を加えず、空間に置いて組み合わせています。あらゆるものは関係性を持つという考えを制作の基本とする菅の作品は、ものの在りようや、ものともの、ものと空間との関係を見る者に考えさせます。
発表から約20年が経った今年、当館では「揺らぐ体空」の3点を再展示し、改めて菅の仕事に注目します。これらの作品は当館の空間でしか見られないものです。ものと空間を独自の哲学によって深く掘り下げた菅による、大迫力の作品を是非この機会に美術館でご体験ください。
会場: グランド・ギャラリー、光壁前、屋外展示スペース

菅木志雄《揺間》2005年 岩手県立美術館蔵 installaton photo by Kenji Takahashi ⒸKishio Suga
菅木志雄《揺間》2005年 岩手県立美術館蔵 installaton photo by Kenji Takahashi ⒸKishio Suga

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