名称:「宝生宗家展」国立能楽堂資料展示室
会場:2024年11月23日(土)〜2025年3月29日(土)
会場:国立能楽堂資料展示室
開館時間:11:00 〜 17:00
休館日:月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
12月26日~1月6日、2月10日~18日は休館
入場料:無料
住所:〒151-1151 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1
TEL:03-3423-1331
URL:国立能楽堂資料展示室
宝生流は南北朝時代に始まり、江戸時代には特に5代将軍・徳川綱吉や11代将軍・徳川家斉に重用されて隆盛をみせた能のシテ方五流の一つで、今日まで連綿とその芸統を伝えています。宝生会が所蔵する能面・能装束に優品が多く存在することは広く知られていますが、舞台以外で公開することがほとんどなく、大規模な展示公開は史上初のことです。
宝生宗家では、伝来の能面約170面が江戸時代に「本面」「写し」として整備され、関東大震災で僅かに焼失したものの、大部分を運び出して守り抜き、今日まで保存されてきました。その一部は戦前には重要美術品、戦後は重要文化財として国から指定されています。 今回は能面群を3期の展示替により展示します。
一方で能装束などの能面以外の能道具は関東大震災で焼失したとされてきましたが、現在でも数百領におよぶ能装束が保存され、舞台で使用されています。これらの中から優品のごく一部をご紹介します。
関東大震災では宝生宗家伝来の古文書も焼失しましたが、幸いにも加賀前田家で幕末に作成した宝生宗家文書の写し(野上記念法政大学能楽研究所蔵・法政大学鴻山文庫蔵)が現存することが分かり、あわせて今回初公開となります。
長い歴史の中で守り伝えられてきた宝生宗家伝来の優品の数々を、この機会に是非ご堪能ください。
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