「生誕120周年 サルバドール・ダリ ―天才の秘密―」大分県立美術館

「生誕120周年 サルバドール・ダリ ―天才の秘密―」大分県立美術館

名称:「生誕120周年 サルバドール・ダリ ―天才の秘密―」大分県立美術館
会期:会場:2024年11月22日(金)~2025年1月19日(日)
会場:大分県立美術館(OPAM) Google Map
展示室:1F 展示室A
時間:10:00~19:00 (最終入場時間 18:30)
   ※金・土曜日20:00まで(最終入場時間19:30)
休館日:12月20日(金)
観覧料:一般 1,400円(1,200円)
   大学・高校生 1,000円(800円)
   ※( )内は前売および有料入場20名以上の団体料金
   ※中学生以下は無料
   ※大分県芸術文化友の会 びびKOTOBUKI無料(同伴者1名半額)、TAKASAGO無料、UME団体料金
   ※身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をご提示の方とその付添者(1名)は無料
   ※学生の方は入場の際、学生証を要提示
主催者:公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団・大分県立美術館、NHK大分放送局、NHKエンタープライズ九州
特別協力:公益財団法人諸橋近代美術館
制作協力:NHKプロモーション
後援:大分県、大分県教育委員会、大分県民芸術文化祭実行委員会、NPO法人大分県芸振、西日本新聞社、
   朝日新聞大分総局、毎日新聞社、エフエム大分、J:COM大分ケーブルテレコム、大分経済新聞
住所:〒870-0036 大分県 大分市寿町2-1
TEL:097-533-4500
URL:大分県立美術館

「生誕120周年 サルバドール・ダリ ―天才の秘密―」大分県立美術館
「生誕120周年 サルバドール・ダリ ―天才の秘密―」大分県立美術館

ダリの生誕120周年、シュルレアリスム宣言100年の記念すべき節目に開催する本展は、世界屈指のダリ・コレクションを誇る諸橋近代美術館の所蔵品を中心にダリの生涯を概観し、ダリの渡米以降の活動にも注目します。
ダリが私たち観衆に魅せた「シュルレアリスト・ダリ」とその背景にある「人間・ダリ」の複雑で繊細な内面を探り、世界中で愛されている サルバドール・ダリがいかなる芸術家であったのか、ダリの油彩、素描、 版画、彫刻のほか、シュルレアリスムの作家の作品群から明らかにします。

第1章 若き天才のペルソナ
エキセントリックなイメージとは裏腹に実は繊細で内向的!?
知られざるダリの人間性を探る。
スペイン・カタルーニャ州の小村フィゲラスに誕生したサルバドー ル・ダリは、公証人の子息として裕福な家庭に育ちます。出生前に早逝した兄と同じ「サルバドール」の名をつけられたことで、幼少期から死の概念に囚われ続け、加えて家庭の内外で威厳を振るう父への愛憎やダリ自身の性的なコンプレックスなど、彼の生い立ちは、蟻や奇妙な軟体などに転換され作中に度々登場することになります。本章では初期の作風や作中に現れるモティーフの文脈に言及し、ダリの外と内のペルソナについて紹介します。
第2章 シュルレアリスムの新星
シュルレアリスムグループに新しい視覚表現をもたらしたダリに注目!
シュルレアリスムの代表的な芸術家として知られるダリですが、ダリがシュルレアリストのグループに加入したのは、詩人アンドレ・ブルトン(1896-1966)が1924年に『シュルレアリスム宣言・溶ける魚』を発表した5年後でした。最終的にはグループの政治的思想から逸脱し、拝金主義的な言動が過激さを増していき、ブルトンの逆鱗に触れたことでダリはグループと決別することになります。ミロやマグリットなどシュルレアリストたちの表現とダリがグループにもたらした新しいシュルレアリスムの視覚表現を紹介します。
第3章 進化と拡張の芸術家、ダリ
生誕120周年でダリ再確認!
芸術の境界線を超越し続けた表現とは。
ダリの芸術表現は絵画、オブジェ、文筆、映像、写真、舞台空間演出、服飾、イラストレーションと表現媒体の境界線を超越し、領域を拡大し続けました。さらにダリが自身の芸術家としてのアイコニックな像を演出し、数多のメディアに露出したことも相まって、20世紀において大衆に最も受け入れられた芸術家の一人になりました。この章ではダリが特定のスタイルや表現媒体に限定されず、常に成長し進化する芸術家であったことを紹介します。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 特別展「鳥 ~ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統~」国立科学博物館
  2. 企画展 「『女流作家』―田村俊子と秋聲」徳田秋聲記念館
  3. 特別企画展「源氏物語とみやび」佐野市立吉澤記念美術館
ページ上部へ戻る