名称:企画展「多摩市百草・恋路稲荷神社の秘密~古墳の上の神社の伝来資料群と黄檗寺院「資福院」の痕跡~」パルテノン多摩ミュージアム
会期:2024年11月13日(水)~2025年6月8日(日) 入場無料
会場:パルテノン多摩ミュージアム 2F ミュージアム
時間:10:00~17:30
住所:〒206-0033 東京都多摩市落合2丁目35番地 パルテノン多摩共同事業体
TEL:042-375-1414
URL:パルテノン多摩ミュージアム
多摩市百草にある恋路稲荷神社は、創建年代は不明ながらも、旧百草村(現・日野市)の飛地に位置し、その草分け百姓らにより守られてきた神社と伝えられています。
社殿は東京都指定史跡・稲荷塚古墳の墳丘上に鎮座してきましたが、令和4年(2022)に今後の神社の維持管理と、稲荷塚古墳の保存と活用を考え、隣接地へ縮小移転をしました。社殿に伝来した多くの資料は多摩市教育委員会に寄贈されました。
これらの資料には、18世紀にあったとされる黄檗寺院・資福院や、倉沢(日野市)の修験・満蔵院の名が書かれた木札類なども含まれており、特に資福院に関してはかかわった僧侶を含め、新たな姿が浮かび上がってきました。
そこで本企画展では、多摩市教育委員会とパルテノン多摩が連携し、恋路稲荷神社伝来資料の紹介をおこない、さらに稲荷塚古墳周辺の調査で出土した遺物や、資福院等に関する関係資料を含め、現時点で明らかになったことを紹介します。
展示構成
1章 古墳の上にあった神社
恋路稲荷神社が長らく鎮座してきた古墳・稲荷塚古墳や、周辺の調査により見つかった出土物などについて紹介します。
2章 恋路稲荷神社の伝来資料
恋路稲荷神社に伝来した資料には、祠や木札のほか、国分寺の俳諧宗匠・宝雪庵可尊が判者となった俳諧の奉献額や、鰐口、共有膳椀など様々な資料がありました。これらの資料を紹介します。
3章 伝来資料から判明したこと~黄檗寺院「資福院」と修験「満蔵院」~
伝来資料の木札や近年の調査成果により、18世紀の黄檗寺院「資福院」像がより明らかになり、後年の修験「満蔵院」とのかかわりも確認できました。現段階までに明らかになったことを紹介します。
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