「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」サントリー美術館

「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」サントリー美術館

名称:「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」サントリー美術館
会期:2025年2月15日(土)~4月13日(日)
※作品保護のため、会期中展示替を行います
開館時間:10:00~18:00(金曜日は10:00~20:00)
   ※3月19日(水)、4月12日(土)は20時まで開館
   ※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日:火曜日
   4月8日は18時まで開館
入館料:一般 当日 ¥1,700 前売 ¥1,500
   大学・高校生 当日 ¥1,000 前売 ¥800
   ※中学生以下無料
   ※障害者手帳をお持ちの方は、ご本人と介助の方1名様のみ無料
主催:サントリー美術館
協賛:三井不動産、鹿島建設、サントリーホールディングス
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
住所:〒107-8643東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3F
TEL:03-3479-8600
URL:サントリー美術館

蓋付コンポート エミール・ガレ 1870年代 ポーラ美術館
蓋付コンポート エミール・ガレ 1870年代 ポーラ美術館

エミール・ガレ(1846–1904)はフランス北東部ロレーヌ地方の古都ナンシーで、父が営む高級ガラス・陶磁器の製造卸販売業を引き継ぎ、ガラス、陶器、家具において独自の世界観を展開し、輝かしい成功を収めました。
ナンシーの名士として知られる一方、ガレ・ブランドの名を世に知らしめ、彼を国際的な成功へと導いたのは、芸術性に溢れ、豊かな顧客が集う首都パリでした。父の代からその製造は故郷ナンシーを中心に行われましたが、ガレ社の製品はパリのショールームに展示され、受託代理人等を通して富裕層に販売されたのです。1878年、1889年、1900年には国際的な大舞台となるパリ万国博覧会で新作を発表し、特に1889年の万博以降は社交界とも繋がりを深めました。しかし、その成功によってもたらされた社会的ジレンマや重圧は想像を絶するものだったと言い、1900年の万博のわずか4年後、ガレは白血病によってこの世を去ります。
ガレの没後120年を記念する本展覧会では、ガレの地位を築いたパリとの関係に焦点を当て、彼の創造性の展開を顧みます。フランスのパリ装飾美術館から万博出品作をはじめとした伝来の明らかな優品が多数出品されるほか、近年サントリー美術館に収蔵されたパリでガレの代理店を営んだデグペルス家伝来資料を初公開します。ガレとパリとの関係性を雄弁に物語る、ガラス、陶器、家具、そしてガレ自筆文書などの資料類、計110件を通じて、青年期から最晩年に至るまでのガレの豊かな芸術世界をお楽しみください。

花器「鯉」 エミール・ガレ 1878年 大一美術館
花器「鯉」 エミール・ガレ 1878年 大一美術館
花器「人物・ふくろう(夜)」 エミール・ガレ 1887-98年 ウッドワン美術館
花器「人物・ふくろう(夜)」 エミール・ガレ 1887-98年 ウッドワン美術館
花器「ジャンヌ・ダルク」 エミール・ガレ 1889年 大一美術館
花器「ジャンヌ・ダルク」 エミール・ガレ 1889年 大一美術館
栓付瓶「蝙蝠・芥子」 エミール・ガレ 1892年 サントリー美術館
栓付瓶「蝙蝠・芥子」 エミール・ガレ 1892年 サントリー美術館
昼顔形花器「蛾」 エミール・ガレ 1900年 サントリー美術館
昼顔形花器「蛾」 エミール・ガレ 1900年 サントリー美術館
1900年パリ万博受注控え 1900年 サントリー美術館
1900年パリ万博受注控え 1900年 サントリー美術館
脚付杯「蜻蛉」 エミール・ガレ 1903-04年 サントリー美術館
脚付杯「蜻蛉」 エミール・ガレ 1903-04年 サントリー美術館
ランプ「ひとよ茸」 エミール・ガレ 1902年頃 サントリー美術館
ランプ「ひとよ茸」 エミール・ガレ 1902年頃 サントリー美術館

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