名称:特集展示第Ⅳ期「『月映』とその時代―1910年代日本の創作版画」町田市立国際版画美術館
会期:2025年1月5日(日)~2025年3月9日(日)
会場:町田市立国際版画美術館
時間:10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日
※祝日および振り替え休日にあたった場合はその翌日
観覧料:無料
住所:〒194-0013東京都町田市原町田4-28-1
TEL:042-726-2771
URL:町田市立国際版画美術館
1914年、東京美術学校(現・東京藝術大学)の学生であった恩地孝四郎(おんちこうしろう 1891-1955)、田中恭吉(たなかきょうきち 1892-1915)、藤森静雄(ふじもりしずお 1891-1943)の三人が、『夢二画集』や『白樺』の出版社でもあった洛陽堂から版画誌『月映』(つくはえ)を公刊し、1915年にかけて全7号を発行しました。事前に、三人がそれぞれ一冊ずつ所有する同名冊子の私輯版を6号制作した後のことでした。
『月映』は版画家を志す青年が内なる感情を表出した、大正期特有の生命表現が見られる版画誌です。しばらく幻の冊子のように見られていましたが、1970年代に文芸雑誌や美術雑誌が特集し、東京国立近代美術館が「恩地孝四郎と「月映」」展を開催したことなどによって、その存在や作品が一気に注目されるようになります。
本特集展示は、町田市立国際版画美術館が所蔵する公刊第3号、5号、6号、7号のなかから一部の作品を選んで展示し、発刊から100年を迎えた『月映』の表現を紹介します。また、『月映』の版画と共鳴する同時代の創作版画も展示して、生命観を表わすことを志向した1910年代の表現世界をご覧いただきます。
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