所蔵品展「『匂ふやうな灰色』―好太郎・乳白色の世界へ」mima 北海道立三岸好太郎美術館

所蔵品展「『匂ふやうな灰色』―好太郎・乳白色の世界へ」mima 北海道立三岸好太郎美術館

名称:所蔵品展「『匂ふやうな灰色』―好太郎・乳白色の世界へ」mima 北海道立三岸好太郎美術館
会期:2024年12月14日(土) – 2025年4月18日(金)
会場:mima 北海道立三岸好太郎美術館
時間:9:30 -17:00(展示室への入場は16:30まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日または振替休日のときは開館、翌火曜日は休館。
観覧料:一般510(420)円、高大生250(170)円、中学生以下、65歳以上無料
   *( )内は10名以上の団体料金
   *高校生は毎週土曜日、学校の教育活動による観覧は無料
   *身体障害者手帳や療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方(ミライロID利用可)およびその介護者(1名)などは無料
住所:〒060-0002 北海道札幌市中央区北2条西15
TEL:011-644-8901
URL:mima 北海道立三岸好太郎美術館

所蔵品展「『匂ふやうな灰色』―好太郎・乳白色の世界へ」mima 北海道立三岸好太郎美術館
所蔵品展「『匂ふやうな灰色』―好太郎・乳白色の世界へ」mima 北海道立三岸好太郎美術館

札幌生まれの画家・三岸好太郎(1903-1934)は約10年余りの短い画業の中で、時代の新しい潮流に敏感に呼応しながら、目まぐるしく作風を変化させました。しかし色彩に注目して画業を概観するとき、地道な探求の軌跡が浮かび上がってきます。
 画業初期には、赤系の色彩と緑系の色彩を並置し、明暗の対比により画面を構成。やがて異なる色彩を重層させ、下にある色彩と上から重ねた色彩が響きあうような、色彩の効果を追及していきます。このようにして生みだされる乳白色を、好太郎の妻で画家の三岸節子は「匂ふやうな灰色」と表現しました。この乳白色は、風景画のみならず、ひっかき技法による表現の地や、幾何学的構成を支える地ともなり、画業後半を特色づける重要な色彩となっています。
 激しい振幅を見せる画業の展開の中で、地道に積み重ねられ、深化していった好太郎の色彩の世界。この機会にどうぞご覧ください。

《オーケストラ》1933(昭和8)年
《オーケストラ》1933(昭和8)年
《ラケットを持つ少年と少女と犬》1922(大正11)年頃 北海道立三岸好太郎美術館蔵
《ラケットを持つ少年と少女と犬》1922(大正11)年頃 北海道立三岸好太郎美術館蔵
《水盤のある風景》1932(昭和7)年 北海道立三岸好太郎美術館蔵
《水盤のある風景》1932(昭和7)年 北海道立三岸好太郎美術館蔵
《静物(水瓜とぶどう)》1927(昭和2)年頃 北海道立三岸好太郎美術館蔵
《静物(水瓜とぶどう)》1927(昭和2)年頃 北海道立三岸好太郎美術館蔵
《立てる道化》1932(昭和7)年頃 北海道立三岸好太郎美術館蔵
《立てる道化》1932(昭和7)年頃 北海道立三岸好太郎美術館蔵
《大通公園》1932(昭和7)年 北海道立三岸好太郎美術館蔵
《大通公園》1932(昭和7)年 北海道立三岸好太郎美術館蔵
《飛ぶ蝶》1934(昭和9)年 北海道立三岸好太郎美術館蔵
《飛ぶ蝶》1934(昭和9)年 北海道立三岸好太郎美術館蔵

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 入江泰吉「1960年代の奈良」入江泰吉記念奈良市写真美術館
  2. 「ファンタジーの力」大田区立龍子記念館
  3. 「近代洋画コレクション展」田辺市立美術館
ページ上部へ戻る