名称:国指定史跡復原整備完成記念 企画展「近衞家と細川家 着物が紡ぐ家族の記憶」杉並区立郷土博物館
会期:2025年1月11日(土)〜3月9日(日)
会場:杉並区立郷土博物館
開館時間:午前9時 から 午後5時 まで
観覧料:100円(中学生以下、障害者手帳等を提示する方および付き添いの方は無料。20名以上の団体は1人80円。)
休館日:毎週月曜日・毎月第3木曜日(祝休日と重なった場合は開館、翌平日休館)
住所:〒168-0061東京都杉並区大宮1-20-8
TEL:03-3317-0841
URL:杉並区立郷土博物館
近衞文麿(このえふみまろ)の次女・温子(よしこ)と細川護立(ほそかわもりたつ)の長男・護貞(もりさだ)は、父親同士に親交があったことから幼なじみであり、愛を育んで、昭和12年(1937)4月に結婚しました。二人の間には長男の護煕(もりひろ)と次男の護煇(もりてる)が生まれましたが、昭和15年(1940)に温子は病気により22歳という若さでこの世を去りました。
護貞は、昭和15年に首相・近衞文麿の秘書官となり、終戦直前には高松宮や重臣たちによる和平計画の連絡役も務めました。また、次男・護煇は、伯父で文麿の長男の文隆(ふみたか)がシベリア抑留中に死去したことから、昭和40年(1965)に近衞家の養子となり、近衞忠煇(このえただてる)と改名しました。このように、近代において近衞家と細川家には、家族を通じたつながりがありました。
本展では、細川家に奇跡的に残されていた着物の中でも、温子が実際に着用した振袖をはじめ、近衞・細川両家が所蔵する温子の写真や、当館所蔵の温子の作文などを展示します。
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