名称:生誕150年記念「上村松園」大阪中之島美術館
会期:2025年3月29日(土)~2025年6月1日(日)
※会期中展示替えあり
前期:3月29日(土)~5月11日(日)
後期:5月13日(火)~6月1日(日)
会場:大阪中之島美術館
展示室:4階展示室
休館日:月曜日、5月7日
※ただし4月28日、5月5日は開館
観覧料:一般 1,800円(1,600円)
高大生 1,500円(1,300円)
小中生 500円(300円)
※( )内は前売・20名以上の団体料金です
前売券販売期間:2025年1月15日(水)10:00~3月28日(金)23:59
※障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名含む)は当日料金の半額(要証明)。ご来館当日、2階のチケットカウンターにてお申し出ください。(事前予約不要)
※本展は、大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です
※事前予約制ではありません。展示室内が混雑した場合は、入場を規制する場合があります
※災害などにより臨時休館となる場合があります
主催:大阪中之島美術館、日本経済新聞社、テレビ大阪、京都新聞、神戸新聞社
住所: 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4-3-1
TEL:06-6479-0550
URL: 大阪中之島美術館
京都に生まれた上村松園(1875 – 1949)は、京都府画学校をへて、鈴木派の鈴木松年と四条派の幸野楳嶺、竹内栖鳳に学び、並外れた努力を重ねて名声を築いた女性画家です。男性で占められていた明治期の美術界にあって、実力派として頭角を現した松園の存在は際立ち、秀逸な才能で早くから全国的に注目されました。文部省美術展覧会(文展)などで制作発表を行い、美人画の第一人者として大正から昭和期にかけて活躍し、74歳で亡くなるまで画業を全うし、ひとりの女性としても喜びや試練に満ちた豊かな生涯を送りました。松園は理想の女性像を模索し、制作において揺るぎない信念を貫き、描かれた気品ある清澄な女性像の数々は今日も観る者に深い感銘を与えます。
本展は、上村松園が誕生して150年の節目を迎えることを記念して、数々の作品によってその画業をあらためてご紹介する回顧展です。松園の芸術は、同時代に女性像を描いた鏑木清方や北野恒富などとは一線を画し、独自の理想を追求しました。また、傑出した女性画家の先駆者として、松園の存在は後進の指針となり、池田蕉園や島成園をはじめ多くの女性日本画家が誕生する契機となりました。四条派の伝統が色濃い京都画壇にあって、自ら美人画の系譜を切り拓いた上村松園は、多くの意味でパイオニアとしての運命を背負い、それを見事に成就したといえるでしょう。
本展は、珠玉の名作を含む作品群によって松園の画業を振り返ります。また、女性として初めて文化勲章を受章し、近代美術史に揺るがない足跡を残した松園芸術の真価をふり返る機会といたします。
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