第4期 谷内六郎〈週刊新潮 表紙絵〉展「ろうけつ染の世界 新収蔵作品を交えて」横須賀美術館

谷内六郎《ろうけつ染ハンカチ》 1949-57(昭和24-32)年、当館蔵、©Michiko Taniuchi

名称:第4期 谷内六郎〈週刊新潮 表紙絵〉展「ろうけつ染の世界 新収蔵作品を交えて」横須賀美術館
会期:2025年3月1日(土)~5月11日(日)  
会場:横須賀美術館
開館時間:10:00~18:00
休館日:3月3日(月)、4月7日(月)
観覧料(税込): 一般380円(300円)、高校生・大学生・65歳以上280円(220円)、中学生以下無料
   *所蔵品展も観覧できます。
   *( )内は20名以上の団体料金
   *高校生(市内在住または在学に限る)は無料
   *身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と 付添1名様は無料
住所:〒239-0813神奈川県横須賀市鴨居4-1
TEL:046-845-1211
URL:横須賀美術館

谷内六郎は、1956(昭和31)年に『週刊新潮』が創刊されたときから、1981(昭和56)年に本人が世を去るまでの四半世紀にわたり、約1300点にのぼる表紙絵を描きました。当館では1年に4回作品を入れ替え、さまざまな切り口から、谷内六郎の表紙絵の世界をご紹介しています。
令和6年度第4期は「ろうけつ染の世界 新収蔵作品を交えて」と題して、ろうけつ染によってつくられた表紙絵原画を展示します。また、昨年度に谷内六郎のご遺族よりご寄贈いただいた、ろうけつ染のハンカチや帯、風呂敷などを併せて紹介します。これらの寄贈作品は、谷内が『週刊新潮』表紙絵を手がける以前から1950年代終わりにかけて、兄・四郎が中心となって経営していた染色工房「らくだ工房」でつくられたものです。ろうけつ染は、溶かした蝋を防染剤として布に塗り、布を染料で染めた後に蝋を洗い流すと、蝋を塗った部分が白く染め抜かれて模様となる技法です。蝋の厚みによって染まる色の濃さに違いが生まれ、固まった蝋にひびを入れると、ひびの部分に染料が入り複雑な模様ができます。そのような技を駆使して、谷内らしい絵柄が表現された作品を、ぜひお楽しみください。

谷内六郎《ろうけつ染ハンカチ》 1949-57(昭和24-32)年、当館蔵、©Michiko Taniuchi
谷内六郎《ろうけつ染ハンカチ》 1949-57(昭和24-32)年、当館蔵、©Michiko Taniuchi

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