
名称:「金子 朋樹展 異形・変形-山水日本- Heteromorphic, Metamorphic」日本橋高島屋S.C.(本館)
会期:2025年1月15日(水)→2月3日(月)
会場:本館6階 美術画廊X
入場料:無料
住所:〒103-6190東京都中央区日本橋 2-5-1
TEL:03-3246-4310 本館6階 美術画廊(直通電話)
URL:日本橋高島屋S.C.(本館)
金子朋樹氏は1976年静岡県御殿場市に生まれ、2006年には東京藝術大学大学院博士後期課程(日本画研究領域)を修了しました。現在では、東北芸術工科大学で准教授を務め、山形県の蔵王山麓と郷里である富士山麓に拠点を構え、それぞれの場所を行き来しながら制作をしています。
富士の稜線を背に自衛隊機や米軍機が空を舞う故郷での光景が原体験となり、大学在学時にはヘリコプター等をモチーフとして描いてきた一方で、富士山という日本画として重要な題材からも、身近な存在として重層的な影響を受けてきました。近年、異なる思想や原理を統合しようとする考え方や態度のことを意味する「シンクレティズム」が新たな制作の根幹となっています。自然物と人工物という相反するものが混ざり合うような状態だけでなく、金子氏にとって、生活をする二つの地域も、空間を隔てながら文化や歴史、思想が混淆する対象として描いています。
日本画の素材と様式を踏襲しつつも、現代社会の中でさまざまな要素が折り重なり渾然一体となった景色を作家独自の手法で展開します。この機会にぜひご覧くださいますよう、ご案内申しあげます。

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