「フェミニズムと映像表現」東京国立近代美術館

マーサ・ロスラー《キッチンの記号論》1975年 Courtesy Electronic Arts Intermix (EAI), New York

名称:「フェミニズムと映像表現」東京国立近代美術館
会期:2025年2月11日(火)〜2025年6月15日(日)
会場:東京国立近代美術館 2Fギャラリー4
開館時間:10:00 〜 17:00
   金曜日・土曜日は20:00まで
   ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日
   2月24日、3月31日、5月5日は開館
   2月25日、5月7日は休館
入場料:一般 500円、大学生 250円、高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料
住所:〒102-8322東京都千代田区北の丸公園3-1
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL:東京国立近代美術館

1960年代から70年代にかけて、テレビの普及やヴィデオ・カメラの登場によってメディア環境が急速に変化すると、作家たちは新しいテクノロジーを自らの表現に取り入れはじめました。同じ頃、世界各地に社会運動が広がり、アメリカでは公民権運動、ベトナム反戦運動などの抗議活動が展開されます。そのなかでフェミニズムも大衆的な運動となり、男性優位の社会構造に疑問を投げかけ、職場や家庭での平等を求める女性が増えました。この状況は、女性アーティストたちが抱いていた問題意識を社会に発信することを促しました。主題や形式の決まっている絵画などに比べると、ヴィデオは比較的自由で未開拓な分野だったため、社会的慣習やマスメディアの一方的な表象に対する抵抗を示すことにも有効でした。前会期から続くこの小企画では、作品の一部を入れ替えて、上記の時代背景を起点とする1970年代から現代までの映像表現を紹介します。鑑賞の手がかりとなるいくつかのキーワードにもご注目ください。

マーサ・ロスラー《キッチンの記号論》1975年 Courtesy Electronic Arts Intermix (EAI), New York
マーサ・ロスラー《キッチンの記号論》1975年 Courtesy Electronic Arts Intermix (EAI), New York

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