名称:「アヴァンギャルドな細密の世界展」セイコーハウス銀座ホール
会期:2025年1月30日(木) 〜 2025年2月9日(日)
開館時間:10:30~19:00(最終日は17:00まで)
会場:セイコーハウス銀座 6階 セイコーハウス銀座ホール
住所:〒104-8105 中央区銀座4丁目5-11
TEL:(03)3562-2111(代表)
URL:セイコーハウス銀座ホール
秩序と混沌、ミクロとマクロ、細密表現にはこの表裏一体ともいうべき感覚が伴います。
このたびセイコーハウスホールに集う陶芸家たちは、時代を超えて自己の目指す細密表現に挑戦し続けている3人です。
南繁樹氏は、美しい白磁のボディーに大胆な彫りや緻密な幾何学文様の彫りを加えた、静謐な中にも饒舌な世界を展開しています。
鈴木秀昭氏は、絢爛豪華な色絵金彩の技を駆使し、目くるめく眩惑の「器物の中の小宇宙」を創作しています。
富田美樹子氏は、大いなる自然の息吹を感じ。つつ、その原点である細胞レベルの世界を意識した自身の心から湧き出る模様やカタチを生み出しています。
メンバーを代表して鈴木秀昭氏に今展に対する想いを語っていただきました。
「近年、『工芸アート』という言葉が使われるようになりました。伝統に培われた丁寧な作業で、時代に呼応する独自の新たな作品を作ろうとする作り手が増えています。
今回の展覧会は、時間と労力を惜しみなく使い、丁寧な作業で個性的な作品を制作する3人の陶芸家によるものです。
ゆっくりと経過する時間の中に各自の思考を織り込むように制作された、3人それぞれのユニークな作品をご覧いただき、様々な想いを自由に広げてもらえたら幸いです。」
氏の言葉通り、豊穣の時を経た渾身の力作が会場に集います。
緻密、濃密、鮮烈、三者三様の深遠な細密の世界。各々の突き抜けた感性が観る方の心を大いに揺さぶる展観です。
2月1日(土)14:00 から出品作家によるギャラリートークを予定しております。
◎混雑時には入場を制限させていただく場合がございます。
お問い合わせ:和光 美術部 03-3562-2111(代表)
南 繁樹 MINAMI Shigeki
1978年大阪府出身
2000年龍谷大学経済学部卒。在学中に陶芸部にて活動を開始
舞洲陶芸館 入館
2006年兵庫県猪名川町にて独立
2011年白磁生地に手彫りする技法を始める。
【個展】
2019年個展 美術工芸サロン(京都高島屋)
2022年Gallery北野坂(兵庫)
2023年岡山天満屋(岡山)
2023年水犀(東京)
鈴木秀昭 Suzuki Hideaki
1986年ユタ州立大学社会学部卒業(アメリカ)
1991年石川県立九谷焼技術研修所卒業
1993年クランブルック・アカデミー・オブ・アート大学院修了(アメリカ)
1995年アーティスト・イン・レジデンス(オランダ・ヨーロピアン セラミックスセンター)
1998年ゴールドコースト国際陶芸展大賞(オーストラリア)
2011年第6回パラミタ陶芸大賞展(三重・パラミタミュージアム)
2014年~石川県立九谷焼技術研修所 県外講師
2015年茨城県立笠間陶芸大学校 県外講師(~18年)
2018年「金彩の美学」𠮷田幸央×鈴木秀昭展 (東京・和光)
2024年ゲストアーティスト
(中国・Jingdezhen Taoxichuan JAEA International Art Center)
富田美樹子 Tomita Mikiko
1996年京都市立芸術大学 美術学部造形学科陶磁器専攻卒業
2003年現代陶芸の華ー西日本の作家を中心に(茨城県陶芸美術館)
2009年「現代工芸への視点 装飾の力」展(東京国立近代美術館工芸館)
2010年Touch Fire: Contemporary Japanese Ceramics by Women Artists
(アメリカ・Smith College Museum)
2016年第5回パラミタ陶芸大賞展(三重・パラミタミュージアム)
2017年Sculpture Objects Functional Desigin[SOFA] CHICAGO2016(アメリカ・Navy Pier)
2017年華やぎの陶展 ー7人の女性陶芸家による表現ー(東京・和光)
2021年Beyond the Material 素材転生展(岐阜県美術館)
2023年Radical Clay Contemporary Women Artists from Japan(アメリカ・ARTINSTITVTE CHICAGO)
2024年INFINITY JAPAN SHOW TAIPEI 2024(台湾・REGENT TAIPEI)
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