名称:特別展「遊行寺の名品」遊行寺宝物館
会期:2025年1月1日(水)~2月18日(火)
会場:遊行寺宝物館
開館時間 午前10時~午後4時30分(入館は閉館30分前まで)
開館日:毎週 土・日・月・祭日
住所:〒2510001 神奈川県藤沢市西富1の8の1
TEL:0466 ‐22‐2063
URL:遊行寺宝物館
遊行寺宝物館令和7年1月吉日遊行寺の名宝ご挨拶特別展 正中二年(1325)遊行四代呑海上人は、江島弁財天窟に17日間参籠し、白蓮が生える地を居とせよと神託をうけた後に藤澤山中に白蓮を見つけます。そして実兄である相模国俣野荘地頭・俣野五郎景平の帰依を受けて当地に清浄光寺(遊行寺)を建立し止住したのです。
開山から700年、本堂に鎮座する阿弥陀様への礼讃と共に、経典や絵画、工芸品などが奉納され今に伝えられています。その極みの一つが「当麻曼荼羅」です。「当麻曼荼羅」とは、奈良県葛城市の当麻寺本尊であり、中将姫が蓮糸綴織で制作された阿弥陀浄土変相図が元絵となります。唐の善導大師による『観無量寿経疏』を参考に西方極楽浄土を詳細に描きだす事から「観経曼陀羅」とも呼ばれます。弘安9年(1286)一遍上人は当麻寺本尊「当麻曼荼羅」を参拝した時、住持より中将姫が書写奉納した「称讃浄土仏摂受経」一巻を拝領するのです。肌身離さず秘蔵していましたが、死期が近づくと書写山の僧へ託した事が「一遍聖絵」に記載されます。遊行寺の「当麻曼荼羅」は、当麻寺本尊と同様の、阿弥陀様が雲上に坐して衆生のもとへ来迎する様式で模写された優品です。時宗宗祖である一遍上人が秘蔵した中将姫書写本「称讃浄土仏摂受経」の逸話と同様に遊行寺に伝承された感慨深い名品です。
このたびは、遊行寺に伝わる「一遍上人像」や「後醍醐天皇御像」などの名画をはじめ、工芸・経典・典籍・文書などを一堂に公開。時宗美術と称賛される品々を紹介できる貴重な機会となります。展示室にて遊行寺名品の数々をお楽しみ下さい。
2025年1月吉日
遊行寺宝物館
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