「まなざしとリズム 富山ガラス造形研究所教員10人の表現」富山市ガラス美術館

「まなざしとリズム 富山ガラス造形研究所教員10人の表現」富山市ガラス美術館

名称:「まなざしとリズム 富山ガラス造形研究所教員10人の表現」富山市ガラス美術館
会期:2025年2月8日(土)〜2025年2月16日(日)
会場:富山市ガラス美術館
開館時間:9:30 〜 18:00
入場料:無料
住所:〒930-0062富山県富山市西町5-1
TEL:076-461-3100
URL:富山市ガラス美術館

木村 珠里《signsー綿毛が詰まってよく聞こえない日に》2020年 個人蔵
木村 珠里《signsー綿毛が詰まってよく聞こえない日に》2020年 個人蔵

富山市は30年以上にわたり、「ガラス」をまちづくりのテーマの一つに掲げてきました。作家育成を行う「富山ガラス造形研究所」、文化的産業としてガラスを振興する「富山ガラス工房」、そして芸術鑑賞の場である「富山市ガラス美術館」、この3つの機関を拠点とし、富山市は「ガラスの街」を推進する世界でも有数の地域となっています。
このうち富山ガラス造形研究所(通称TIGA)は、全国初の公立ガラス専門教育機関として1991年に開校して以来、充実した設備とカリキュラムのもと、国内外で活躍する卒業生を数多く輩出してきました。「ガラスの街とやま連携展」3年目の開催となる今回は、現在TIGAで教員として学生の教育に携わりながら、独自の制作活動も展開する10人の作家を取り上げます。
テーマは「まなざしとリズム」です。本展示の中で、見ること自体をテーマとする作品、あるいは鑑賞者のまなざしを表現に取り入れた作品は、見るという行為の持つ意味や、他者の視点を通していかに世界を解釈し得るかを私たちに問いかけます。一方、身の回りの世界に目を向けると、音や言葉、色や形、天体や季節、そして生き物の行動様式など、幅広い事象の中にリズム(規則性や周期性)が存在し、このことを視覚のみならず様々な感覚を通して理解していることに気付きます。今回展示する作品からも、こうしたリズムを感じ取ることができるでしょう。本展では作家たちの表現を「まなざし」および「リズム」を想起させるものととらえ、感覚をひらいて周囲の世界を受け止めるための手がかりを探ります。そして多様なバックグラウンドを持つ人々が共存し、ガラスという素材をきっかけに新たな表現が生まれる場であるTIGAの現在をもご紹介する機会となれば幸いです。

本 亜紗《My dearest II》2018年
本 亜紗《My dearest II》2018年
松藤 孝一《松かさと小リンゴ》2024年
松藤 孝一《松かさと小リンゴ》2024年
イーリ・スヒー《Noto Prayer》2024年
イーリ・スヒー《Noto Prayer》2024年
廣瀬 絵美《seek》2024年
廣瀬 絵美《seek》2024年
ディラン・パルマ《Receivers》2024年
ディラン・パルマ《Receivers》2024年
吉積 彩乃《ICON #2407 No.1》2024年 撮影:南部幹
吉積 彩乃《ICON #2407 No.1》2024年 撮影:南部幹
本郷 仁《風景装置 #16》2023年 撮影:岡本喜知郎
本郷 仁《風景装置 #16》2023年 撮影:岡本喜知郎
中神 牧子《クシャなグラスシリーズ》2024年 撮影:室澤敏晴
中神 牧子《クシャなグラスシリーズ》2024年 撮影:室澤敏晴
天笠 夏美《Somewhere Nowhere》2024年
天笠 夏美《Somewhere Nowhere》2024年

出品作家
天笠 夏美、イーリ・スヒー、木村 珠里、ディラン・パルマ、中神 牧子、橋本 亜紗、
廣瀬 絵美、本郷 仁、松藤 孝一、吉積 彩乃(五十音順)

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