「Brunn Breath 2025」BrainBrunnGALLERY

「Brunn Breath 2025」BrainBrunnGALLERY

名称:「Brunn Breath 2025」BrainBrunnGALLERY
会期:2025年1月15日(水)〜2月16日(水)
会場:BrainBrunnGALLERY
開館時間:12:00〜18:00
休廊日:月、火曜(国民の祝祭日を除く)
入場料:無料
住所:〒192-0063 東京都八王子市元横山町3丁目1−1
TEL:042-649-2497
URL:BrainBrunnGALLERY

 BrunnBreath(ブルンブレス)とは、当ギャラリー主催アワード「BrainBrunn ART AWARD」歴代入選作家の中から選び抜いた作家による企画展です。
 一見異なる方向性を持つ作家たち。それぞれの視点から生まれた作品を通じて「現代美術とは何か」という本質的な問いを投げかけます。
 「アワード」だけで終わらない、終わらせない、今回第2弾となる本企画。時代を吹き抜ける現代の息吹、是非この機会にどうぞご体験ください。

展示作家(五十音順 敬称略)
岩本 愛 Mana IWAMOTO
榎本大翔 Daisuke ENOMOTO
辻宣 Tsuji Nobu
Federico Bartoli バルトリ フェデリコ
村田幹男 Mikio MURATA
岩本 愛

1998年三重県生まれ
ASD(自閉スペクトラム症)+ non binary .
NPO法人希望の園/Atelier HUMANE ELEMENT 所属
ステートメント
わたしはその時々、”脳みそが夢中なこと”を自分が心地よい表現方法を大切にして描くのが好きです。わたしにとっての絵は、作品そのものだけでなく、描く行為もコミュニケーションツールになっています。
作品はいつも構想を練ることも下描きをすることもしません。
アクリル絵の具や油絵の具を用い、キャンバスの上に出鱈目な線を引くことから制作を開始します。
なのでテーマが流動的で、つくると言うより、いつの間にかあらわれているという表現の方がしっくりきます。
線から見えたものを辿るように、絵の具をたっぷりクリームのように使って脳みそが夢中なことを描いています。
わたしは筆を使うのがあまり得意ではないので、最近は絵の具で色をたくさん使って形を描き、その上から色とりどりのペンで更に細かく表現していく描き方で制作しています。
榎本大翔
2017年京都芸術大学 芸術学部 情報デザイン学科 イラストレーションコース 卒
ステートメント
存在意義を見出す為、繰り返してきた内省の中で生まれる思考や心情を、発想の根源としている。
また集積した不要品、がらくた、ごみ、思いの残る痕跡物などを素材として扱う。
一連の行為を日常生活の循環に取り入れ、生きてきた時間が結晶化した、原石をあらゆる場に持ち寄り、居合わせた鑑賞者が触れ、体感することで、様々なかたちに変容していく様を発表し続けている。
作品として捉えるのか、ただのゴミなのか、偶然、形成された自然物なのか、壊してもいいおもちゃなのか、個人的な物語なのか、芸術表現の価値や境界線をはかっている。
辻宣
1994年香川県生まれ
幼少の頃から自分とは違う力強い存在の”怪獣”の魅力に取り憑かれいつしか自分も怪獣になりたいと思いを抱いていた。なりたかった怪獣という存在へと自己が変容し、憧れの具現化を石粉粘土を用いて制作する。
ステートメント
幼少の頃、他者から指摘された華奢な見た目、流動的にうねっている骨の形、弱々しい様。そうした身体へのコンプレックスが根強く残っています。それと同時期に”怪獣”といった人の枠を超えた力強い存在への憧れを強く抱いていました。 現代社会における”怪獣”というものは、アニメや漫画といったキャラクターとしての文化価値、サブカルチャーとしての文脈や厄災や恐怖の対象といった比喩的表現における、マイナスな物としての側面が備わってます。私にとっての怪獣は曖昧だけど輪郭がはっきりしているもの。自己を分解して再構築することで自分の理想の姿へと変容させられる。幼少の頃揺れうごいた感情の構築を。
Federico Bartoli
イタリア  ミラノ出身
10年程前に日本の福岡に移住し絵画制作を行っている
ステートメント
子供の頃から絵を描くことが好きでたくさん絵を描いてきました。イタリアでは美術館で様々な絵画や彫刻を、街を歩けばたくさんのストリートアートを目にすることができました。それらを見るたびに気持ちがいろんな反応をして、心が踊るようなポジティブな感情も自分の中に生まれることがありました。自分の描く絵もどこか面白かったり、不思議だったり、少しでも自分が感じてきたポジティブな感情になってくれたらとの想いで、明るい色使いや、クスッとするような細部をどこかに隠したりしています。また自分自身も忘れないようにと、生き物や自然へのリスペクトを込めたものをベースに描いています。
村田幹男
1962年生まれ 創形美術学校卒
ステートメント
絵画芸術は、ただ洗練された趣味の良いインテリアの様な物では駄目。絵画の枠からはみ出た様な物でないと。
常に自分を壊して、再発見し、新たな感動を伝える。
私の作品から発する波動が、ずっと先の未来の空間まで届く事を願う。

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