三尾瑠璃 Re:birth」ア・ライトハウス・カナタ

三尾瑠璃 Re:birth」ア・ライトハウス・カナタ

名称:「三尾瑠璃 Re:birth」ア・ライトハウス・カナタ
会期:2025年1月30日~2025年2月15日
会場:ア・ライトハウス・カナタ
開館時間:11:00-18:00(最終日は16:00まで)
休館日:日・月・祝祭日 休廊
観覧料:無料
住所:〒106-0031 東京都港区西麻布3-24-20 霞町テラス 6F
TEL:03-5411-2900
URL:ア・ライトハウス・カナタ

三尾瑠璃 Re:birth」ア・ライトハウス・カナタ
三尾瑠璃 Re:birth」ア・ライトハウス・カナタ

ア・ライトハウス・カナタでは、2025年1月30日(木)より、三尾瑠璃の初個展「Re:birth」を開催いたします。
福岡県福岡市を拠点に活動する若手染色作家の三尾瑠璃。大学で非常勤講師として染色技法を教えながら、伝統的な手法と革新的な視点を融合させた作品を制作しています。
カナタでのデビュー展となる本展では、代表作「現(うつつ)に着物(きもの)」シリーズと「鏡華(きょうか)」シリーズを中心に、新作を含む18点の作品を発表いたします。
「現に着物」シリーズでは、着用価値が低くなってしまった古着の着物に染色を施し、アートとして蘇らせています。過去の記憶を宿した布に想いを馳せ、新しい命を吹き込むように制作された作品は、着物本来が持つ文化や伝統を尊重しつつ、「着用を前提としない着物」として、客観的概念に縛られない存在へと昇華されます。着物そのものの文化的価値を改めて問い直し、過去と現代を結ぶ独自の表現を打ち出しています。
一方、「鏡華」シリーズでは、布と異素材を組み合わせた立体作品を展開。布が持つ柔らかさゆえの脆弱性を克服するために、透明なアクリル板と融合させることで、布の構造的な強さを補うとともに、その質感や色彩を引き立てています。万華鏡のように色と光が交錯する幻想的な表現は、懐かしさと新鮮さを同時に感じさせます。
染色と着物が持つ伝統的な美意識を深く尊重しながら、それを現代的な視点で再解釈し、新たな価値を生み出すことに挑戦し続けている三尾瑠璃。素材に対する固定観念を打ち破り、技法の境界線を押し上げる彼女の作品は、新しい視点から染色の可能性を示すことでしょう。
三尾瑠璃の革新性あふれる作品群が織りなす幻想的な世界観を、ぜひこの機会にご高覧ください。

三尾瑠璃 Re:birth」ア・ライトハウス・カナタ
三尾瑠璃 Re:birth」ア・ライトハウス・カナタ
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