
名称:「酒呑童子ビギンズ」サントリー美術館
会期:2025年4月29日(火・祝)~2025年6月15日(日)
※作品保護のため、会期中展示替を行います
会場:サントリー美術館
時間:10:00~18:00
※金曜日および5月3日(土・祝)~5日(月・祝)、6月14日(土)は20:00まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日:火曜日(4月29日、5月6日、6月10日は18時まで開館)
観覧料:一般 1,700円(1,500円)
大学生 1,200円(1,000円)
高校生 1,000円(800円)
※( )内は前売料金
※中学生以下無料
※サントリー美術館受付、サントリー美術館公式オンラインチケット、ローソンチケット、セブンチケットにて取扱 ※前売券の販売は2月15日(土)から4月28日(月)まで
※サントリー美術館受付での前売券販売は2月15日(土)から4月13日(日)の開館日のみ
【割引・あとろ割】
・国立新美術館、森美術館の企画展チケット提示で100円割引
・団体割引:20名様以上の団体は100円割引
※割引適用は一種類まで(他の割引との併用不可)
住所:〒107-8643東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3F
TEL:03-3479-8600
URL:サントリー美術館

酒呑童子(しゅてんどうじ)は、日本で最も名高い鬼です。平安時代、都で貴族の娘や財宝を次々に略奪していた酒呑童子が武将・源みなもとの頼より光みつとその家来によって退治される物語は、14世紀以前に成立し、やがて絵画や能などの題材になって広く普及しました。
なかでも、サントリー美術館が所蔵する重要文化財・狩野元信筆(かのうもとのぶ)「酒伝童子絵巻」(以下、サントリー本)は、後世に大きな影響を与えた室町時代の古例として有名です。このたびの展示では、解体修理を終えたサントリー本を大公開するとともに、酒呑童子にまつわる二つの《はじまり》を紹介します。
酒呑童子の住処といえば、物語によって丹波国大江山(おおえやま)、あるいは近江国伊吹山(いぶきやま)として描かれ、サントリー本は伊吹山系最古の絵巻として知られます。以降、このサントリー本が《図様のはじまり》となり、江戸時代を通して何百という模本や類本が作られました。
さらに近年注目されるのは、サントリー本とほぼ同じ内容を含みながらも、酒呑童子の生い立ち、すなわち《鬼のはじまり》を大胆に描き加える絵巻が相次いで発見されていることです。
本展では、これらの《はじまり》に焦点をあて、絵画と演劇(能)の関連にもふれながら、酒呑童子絵巻の知られざる歴史と多様な展開をたどります。現代のマンガやアニメにも息づく、日本人が古来より親しんできた鬼退治の物語をお楽しみください。
*酒呑童子は、酒伝、酒顛、酒典、酒天とも表記されます。本展では、作品名は基本的に題箋の表記を尊重し、物語や鬼の汎称として「酒呑」の語を用いています。






コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。