「柚木沙弥郎 永遠のいま」東京オペラシティ アートギャラリー

柚木沙弥郎《木もれ陽》2019 松本市美術館蔵 画像提供: ギャラリーTOM

名称:「柚木沙弥郎 永遠のいま」東京オペラシティ アートギャラリー
会期:2025年10月24日(金)~2025年12月21日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
時間:11:00~19:00 (最終入場時間 18:30)
観覧料:未定
住所:〒163-1403東京都新宿区西新宿3-20-2
TEL:03-5777-8600
URL:東京オペラシティ アートギャラリー

2024年に101歳の生涯を閉じた染色家、柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)。型染の世界に新風を吹き込んだ柚木の作品は、自由でユーモラスな形態と、美しい色彩が心地よく調和しつつ生命力にあふれ、見る人を惹きつけてやみません。
柳宗悦らによる民藝運動に出会い、芹沢けい介のもとで染色家としての道を歩みはじめた柚木は、さらに挿絵やコラージュなどジャンルの垣根を超え、創作世界を豊かに広げました。
本展では75年にわたる活動を振り返るとともに、制作において縁のあった都市や地域をテーマに加え、柚木をめぐる旅へと誘います。
身の回りの「もの」に対する愛着や、日々のくらしに見出した喜びから作品を紡ぎだす柚木の仕事は、変化の時代にこそ、大切に慈しみたい「いま」を私たちに示してくれます。民藝を出発点に、人生を愛し、楽しんだ柚木の創作活動の全貌を堪能できる展覧会です。

奥山民枝《旦気》1996 photo: 斉藤新
奥山民枝《旦気》1996 photo: 斉藤新

◆ 同時開催
収蔵品展085 寺田コレクション ハイライト 前期
東京オペラシティ アートギャラリー収蔵の寺田コレクションは、東京オペラシティ街区の地権者の一人として当ビルの共同事業者に名を連ねた寺田小太郎氏(1927-2018)の蒐集、寄贈によるものです。そのコレクションは、難波田龍起・史男父子の作品をはじめ、戦後日本を中心とする絵画、水彩、素描、版画、彫刻、陶芸、写真など約4,000 点に及び、寺田氏の個の視点によるユニークさを特徴としながら、日本の戦後美術の広い範囲をカバーする包括性を備えるに至っています。この展示では、秋と冬の会期を通して寺田コレクションの中核をなす作家、作品、あるいは隠れた名品を紹介します。

柚木沙弥郎《型染布「2016」》(部分)2016 日本民藝館蔵
柚木沙弥郎《型染布「2016」》(部分)2016 日本民藝館蔵


project N 100 富田正宣
つづれ織りのような大小の点の集積で描かれる富田正宣の抽象絵画。彼の制作行為は、美的な直観だけでなく、人間の行為や日々の営み、そして言語に対する独特の知的洞察に裏打ちされて進行しています。そのことで富田は、凝縮したマチエールと、存在としての強度、説得力を合わせ持つ一つの構造体を生み出すことに成功しています。

奥山民枝《旦気》1996 photo: 斉藤新
奥山民枝《旦気》1996 photo: 斉藤新

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