
名称:「館蔵品展 文人の系譜-つたえる、あるく、つながるー」田辺市立美術館
会期:2025年2月8日(土)〜2025年3月23日(日)
会場:田辺市立美術館
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:月曜日
2月24日は開館
2月12日・25日、3月21日は休館
入場料:一般 260円、18歳未満・学生 無料
住所:〒640-8137和歌山県田辺市たきない町24-43
TEL : 0739-24-3770
URL: 田辺市立美術館

中国の知識人階級である文人たちが描いた文人画は、日本にも近世中期につたわり、以降独自の展開を遂げました。本展覧会では、日本における文人画の受容と発展を当館のコレクションと共に四章構成でうかがいます。第一章では、日本の文人画の先駆とされる紀州の祇園南海(1676~1751)と、それを大成した京の池大雅(1723~1776)の作品を紹介し、文人画の受容を探ります。第二章では、南海や大雅に学び、また自身の足で各地の名勝をあるき、その実景を描いた桑山玉洲(1746~1799)、野呂介石(1747~1828)といった紀州の文人画家たちの画業を振り返ります。近世の文人たちは、こうした旅を通じて全国に交友関係を形成しており、第三章では、当館が収蔵する各地の文人画家たちの作品を通じて、そのつながりに注目します。深い漢籍の教養をもって、詩書画をたしなみながら交友を深める文人文化は近代にも引き継がれていきました。第四章では、小説家、学者、画家といった各分野で名を馳せた人々の文人的活動と交友を作品と共に紹介し、その文化の継承についてうかがいます。
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