
名称:財団創立85周年記念特別展「国宝・燕子花図と藤花図、夏秋渓流図―光琳・応挙・其一をめぐる3章―」根津美術館
会期:2025年4月12日(土)~2025年5月11日(日)
会場:根津美術館
時間:10:00~17:00
※ただし、5月5日(月・祝)~11日(日)(5月7日[水]休館)は19:00まで開館
(いずれも、最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日、5月7日(水)
※ただし、4月28日(月)、5月5日(月・祝)、6日(振替休)は開館
観覧料:一般 1,500円
学生 1,200円
※障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、中学生以下は無料
住所:〒107-0062東京都港区南青山6-5-1
TEL:03-3400-2536
URL:根津美術館


現在、根津美術館が所蔵する国宝・重要文化財あわせて100件のうち、日本近世の絵画は3件のみ。尾形光琳の国宝「燕子花図屏風」と、円山応挙「藤花図屏風」、鈴木其一「夏秋渓流図屏風」の2点の重要文化財です。数は少ないながら、いずれも6曲1双の金屏風であり、全コレクションにおいて、文字どおり輝きを放っています。
工芸デザイナーでもあった光琳、写生画派の祖である応挙、江戸琳派の異才・其一。これらの屏風はいずれも、それぞれの画家の個性が最大限に発揮された代表作であるのはいうまでもありませんが、同時に、制作された時代や場所を違えながら、相互に画風的なつながりも有しています。ともに無背景の総金地に草花や花木を描く光琳と応挙。また其一の作品は、律動的なモチーフの配置の点で光琳の、写実性を備えた描写の点で応挙の影響が見て取れます。
本展は、こうした3件の屏風を中心に据えた3章構成とし、各々の真価を際立たせる、あるいはその魅力をさらに高める作品ととりあわせて、紹介します。




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