「江戸の書画―うつすしごと①市河米庵を中心に」奈良市杉岡華邨書道美術館

「江戸の書画―うつすしごと①市河米庵を中心に」奈良市杉岡華邨書道美術館

名称:「江戸の書画―うつすしごと①市河米庵を中心に」奈良市杉岡華邨書道美術館
会期:2025年1月7日(火)~2月24日(祝・月)
会場:奈良市杉岡華邨書道美術館
休館日:月曜日(祝日の場合最も近い平日)、祝日の翌日(その日が平日である場合)
開館時間:午前9時から午後5時まで(入館は4時30分まで)
観覧料:一般300円 団体(20名以上)240円
住所:〒630-8337 奈良市脇戸町3番地
TEL:0742-24-4111
URL:奈良市杉岡華邨書道美術館

「江戸の書画―うつすしごと①市河米庵を中心に」奈良市杉岡華邨書道美術館
「江戸の書画―うつすしごと①市河米庵を中心に」奈良市杉岡華邨書道美術館

書にしても絵にしても、そのいとなみの中心は「うつつす」ことと言えるでしょう。古人の名跡を臨書し、父祖や師の筆跡を手本に学ぶ。風景や人物、花鳥、身辺の出来事を描き留める。うつ
すことは学習であり、時間や距離を超えた伝達を可能にする記録であると同時に、書き手、描き手の意志を伴った創造的な活動でもあります。写したり搨したりすることによって、持ち運ぶことのできない景色や、秘筺に収まる名品を見ることができます。つまり、写し撮すことで、移し遷すことが可能になるのです。
江戸時代になると、書においては法帖の輸入と制作が盛んになって、日中古今の名筆を搨した墨帖が大量に出版されました。絵では四条円山派のように写生を重視する姿勢が確立されるとともに、花鳥などの図譜もたくさん編まれます。塙保已一の「群書類従』や松平定信の『集古十種』のような歴史や博物、文学などの類従も盛んに行われているように、江戸時代は、「うつす」時代といってもいいかもしれません。
本展は、日本有数の書道専門美術館である成田山書道美術館の所蔵作品を中心に、江戸の能書や文人、絵師たちの写す仕事の一端を切り取ってご紹介いたします。

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