「国宝の名刀と甲冑・武者絵 特集展示 三井家の五月人形」三井記念美術館

「国宝の名刀と甲冑・武者絵 特集展示 三井家の五月人形」三井記念美術館

名称:「国宝の名刀と甲冑・武者絵 特集展示 三井家の五月人形」三井記念美術館
会期:2025年4月12日(土)~2025年6月15日(日)
会場:三井記念美術館
時間:10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日(但し4月28日、5月5日は開館)
観覧料:一般 1,200円(1,000円)
    大学・高校生 700円(600円)
    中学生以下 無料
    ※70歳以上の方は1,000円(要証明)
    ※20名様以上の団体の方は( )内割引料金となります
    ※リピーター割引:会期中一般券、学生券の半券の提示で、2回目以降は( )内割引料金となります
    ※障害者手帳を呈示の方、およびその介護者1名は無料です(ミライロIDも可)
住所:〒103-0022東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7F
TEL:03-5255-5866(ハローダイヤル)
URL:三井記念美術館

白糸中紅糸威胴丸具足 伝三井高安所用 桃山~江戸時代・16~17世紀 三井記念美術館蔵
白糸中紅糸威胴丸具足 伝三井高安所用 桃山~江戸時代・16~17世紀 三井記念美術館蔵

江戸時代は「日本一の商人」として、近代以降は日本最大の財閥として発展した三井家は、商人の家系ですが、元祖三井高利の祖父三井高安は、戦国時代に近江の佐々木六角氏に仕えて越後守を名のった武将でした。六角氏が滅亡したあと伊勢国に移り住み商人となりますが、一族の間では後々まで先祖が武士であったことが意識されてきたことと思われます。それがうかがえるのが三井高安の所持と伝わる甲冑2点です。三井家の先祖を祀った顕名霊社のご神宝とされてきました。
三井家から寄贈された美術品の中には、国宝・重要文化財の名刀をはじめ武器武具が少なからずあります。名刀のいくつかは紀州徳川家との関わりから伝わりましたが、鷹司家との婚姻で伝わった刀剣などもあります。絵画や工芸品にも武者の絵が題材とされたものがありますが、北三井家十代の三井高棟が好んだ象彦の漆器や蒔絵額には、三井家の先祖佐々木氏にゆかりの宇治川先陣争いの画題が好まれています。
特集展示の三井家の五月人形は、まとまった展示は今回が初めてです。刀剣・甲冑・弓矢・鉄砲などの武器武具、神話や芸能などを題材とした人形など、主に近代に製作されたものですが、それぞれ漢字一文字で所持した人を表す「御印」別に展示します。五月人形も財閥時代のものは豪華です。以上、武士を先祖とした三井家のこだわりの一端を紹介します。

国宝 短刀 無銘正宗 名物日向正宗 正宗作 鎌倉時代・14世紀 三井記念美術館蔵
国宝 短刀 無銘正宗 名物日向正宗 正宗作 鎌倉時代・14世紀 三井記念美術館蔵
宇治川先陣蒔絵 硯箱 象彦製 明治時代・19~20世紀 三井記念美術館蔵
宇治川先陣蒔絵 硯箱 象彦製 明治時代・19~20世紀 三井記念美術館蔵
国宝 短刀 無銘貞宗 名物徳善院貞宗 貞宗作 鎌倉~南北朝時代・14世紀 三井記念美術館蔵
国宝 短刀 無銘貞宗 名物徳善院貞宗 貞宗作 鎌倉~南北朝時代・14世紀 三井記念美術館蔵
重要文化財 太刀 銘則宗 則宗作 平安~鎌倉時代・12~13世紀 三井記念美術館蔵
重要文化財 太刀 銘則宗 則宗作 平安~鎌倉時代・12~13世紀 三井記念美術館蔵
葵紋蒔絵糸巻太刀 (太刀 銘則宗の拵) 江戸時代・18世紀 三井記念美術館蔵
葵紋蒔絵糸巻太刀 (太刀 銘則宗の拵) 江戸時代・18世紀 三井記念美術館蔵
重要文化財 刀 銘国広 号加藤国広 国広作 桃山時代・17世紀 三井記念美術館蔵
重要文化財 刀 銘国広 号加藤国広 国広作 桃山時代・17世紀 三井記念美術館蔵
八幡太郎義家図 狩野美信筆 江戸時代・18世紀 三井記念美術館蔵
八幡太郎義家図 狩野美信筆 江戸時代・18世紀 三井記念美術館蔵
酒呑童子絵巻 全3巻 亀岡規礼筆 江戸時代・18世紀 三井記念美術館蔵
酒呑童子絵巻 全3巻 亀岡規礼筆 江戸時代・18世紀 三井記念美術館蔵
十二類合戦絵巻 全3巻 江戸時代・19世紀 三井記念美術館蔵
十二類合戦絵巻 全3巻 江戸時代・19世紀 三井記念美術館蔵
『刀剣乱舞ONLINE』 ©2015 EXNOA LLC/NITRO PLUS
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