
名称:山口史男 「植物群の意匠」京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
会期:2025年3月4日(火)〜2025年3月9日(日)
会場:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
開館時間:11:00 〜 18:00
最終日は17:00まで
入場料:無料
住所:〒605-0089 京都市東山区元町367-5
TEL:075-746-3985
URL:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
風もなく晴れた冬の日に里山へ出かけ、林の中を歩き回るのは気持ちが良い。コナラやクヌギなどの広葉樹は、すっかり葉を落とし、その落葉を踏みしめながら気の向くままに足を進める。柔らかな日差しが林床いっぱいに差し込み、群れをなして小枝を渡ってゆくシジュウカラ、メジロなどの小鳥の地鳴きがときおり乾いた空気に響きわたり、枯葉がかさかさと音を立てる。
夏のじっとりとした薄暗い森の気配と違って明るく軽快な雰囲気に満ちた森を散策するのは愉しい。葉を落とした樹々は、太い幹から小枝まで、すべての輪郭があらわになり、植物の描く輪郭は、細部にいたるまで視覚に映り骨格の見事さを感じ取ることができる。
さらに雪のなかに立ち尽くす樹々や枯草は、厳しさに耐える逞しさと凛とした佇まいで私を惹きつける。それらの植物を素材とし作品にしてみました。
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