「すべてを描く萬絵師 暁斎 ―河鍋暁斎記念美術館所蔵」中之島香雪美術館

「すべてを描く萬絵師 暁斎 ―河鍋暁斎記念美術館所蔵」中之島香雪美術館

名称:「すべてを描く萬絵師 暁斎 ―河鍋暁斎記念美術館所蔵」中之島香雪美術館
会期:2025年4月26日(土)〜2025年6月1日(日)
会場:中之島香雪美術館
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:月曜日
   月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
   5月7日は休館
入場料:一般 1600円、大学生・高校生 800円、中学生・小学生 400円
住所:〒530-0005大阪府大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト 4
TEL:06-6210-3766
URL:中之島香雪美術館

「すべてを描く萬絵師 暁斎 ―河鍋暁斎記念美術館所蔵」中之島香雪美術館
「すべてを描く萬絵師 暁斎 ―河鍋暁斎記念美術館所蔵」中之島香雪美術館

河鍋暁斎(1831〜89)は、江戸から明治時代前半に活躍した絵師です。確かな画技と古典学習に支えられ、神仏、美人、風俗、鳥獣など様々な画題を、ユーモアや風刺、妖艶さをも伴う画風で、肉筆画・版画・版本などの形式を問わず描き、その多彩さは”何でも描ける”と喝采されました。そうした画業の根底には、狩野派としての研鑽・矜持があることが、近年再確認されています。暁斎は七歳で浮世絵師の歌川国芳(1797〜1861)から絵を学び、十歳で狩野派に入門、早くも十九歳で修業を終えました。浮世絵と狩野派、二つの流れに与したことが、彼の画業をより彩り鮮やかなものにしているのです。
大阪で初の河鍋暁斎展となる本展は、暁斎の曾孫・河鍋楠美氏が創設し、館長を務める公益財団法人河鍋暁斎記念美術館の所蔵作品を中心に、暁斎旧蔵の「戯画図巻」をはじめ、香雪美術館が所蔵する狩野派、中国絵画作品にも触れつつ、正統派絵師として彼を賛える機会を創出します。本流として彼の画業を捉えることは、徹底するほど、網からこぼれるものが生じます。そこに暁斎絵画の真髄が見出されるかもしれません。

河鍋暁斎《美人観蛙戯図》河鍋暁斎記念美術館蔵
河鍋暁斎《美人観蛙戯図》河鍋暁斎記念美術館蔵
河鍋暁斎《吉原遊宴図》河鍋暁斎記念美術館蔵
河鍋暁斎《吉原遊宴図》河鍋暁斎記念美術館蔵
河鍋暁斎《風流蛙大合戦之図》元治元年(1864)河鍋暁斎記念美術館蔵
【前期:4/26~5/11】※後期は異版を展示
河鍋暁斎《風流蛙大合戦之図》元治元年(1864)河鍋暁斎記念美術館蔵 【前期:4/26~5/11】※後期は異版を展示
河鍋暁斎《文昌星之図》明治20年(1887)頃 河鍋暁斎記念美術館蔵
河鍋暁斎《文昌星之図》明治20年(1887)頃 河鍋暁斎記念美術館蔵
河鍋暁斎《鳥獣戯画猫又と狸 下絵》河鍋暁斎記念美術館蔵
河鍋暁斎《鳥獣戯画猫又と狸 下絵》河鍋暁斎記念美術館蔵
河鍋暁斎《文読む美人図》明治21年(1888)頃 河鍋暁斎記念美術館蔵
河鍋暁斎《文読む美人図》明治21年(1888)頃 河鍋暁斎記念美術館蔵
【特別出陳】河鍋暁斎《枯木寒鴉図》明治14 年(1881)榮太樓總本鋪蔵
【特別出陳】河鍋暁斎《枯木寒鴉図》明治14 年(1881)榮太樓總本鋪蔵
河鍋暁斎《骸骨の首引き 下絵》河鍋暁斎記念美術館蔵
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