
名称:「ふぞろいの版画たち―西洋版画のシリーズとステート―」町田市立国際版画美術館
会期:2025年3月14日(金)〜2025年6月15日(日)
会場:町田市立国際版画美術館
開館時間:10:00 〜 17:00
土曜日・日曜日・祝日は17:30まで
休館日:月曜日
5月5日・6日は開館
5月7日は休館
入場料:無料
住所:〒194-0013東京都町田市原町田4-28-1
TEL:042-726-2771
URL:町田市立国際版画美術館
ひとつの版からたくさんの同じ絵を生みだすことができる版画は、書物の挿絵のような何枚もの連続した画面の中に活動の場を見いだしてきました。一連の絵によって様々な物語を紡ぎ、また複製されることでその内容を広め伝えてきたといえます。
一方で、同じテーマに基づいて制作された「シリーズ(連作)」も、版画家によってまったく異なる姿を見せます。くわえて同じ版から生まれた版画も、経年による版の劣化や、作者自身による版や刷りの改変といった「ステート(刷りの段階や状態)」の違いによって、異なった表情を見せます。さらに現代の版画家たちが、様々な「ステート」そのものを「シリーズ」として発表していることも特筆すべきでしょう。
本展で紹介する作品は、ひとつの版から生まれ、連作の中で活躍してきた版画だからこそ、持ちえた魅力をたたえているといえるのです。同じに見えたり、似ていたりするけれども、どこかふぞろいな版画たちの魅力的な群像劇をお楽しみください。
アーティスト
アルブレヒト・デューラー、アントニオ・ダ・トレント、レンブラント・ファン・レイン、フェリックス・ブラックモン、パブロ・ピカソ、ホルスト・ヤンセン
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