
名称:テーマ展「鍋島直大と百武兼行 ふたりが見た明治」佐賀県立佐賀城本丸歴史館
会期:2025年3月14日(金)~5月11日(日)
会場:佐賀県立佐賀城本丸歴史館御小書院(特別展示室)
開館時間:9時30分~18時00分
休館日:なし
観覧料:無料
住所:〒840-0041佐賀県佐賀市城内2-18-1
TEL:0952-41-7550
URL:佐賀県立佐賀城本丸歴史館

文久元年(1861)に父直正なおまさより鍋島家の家督を継いだ鍋島直大なべしまなおひろ(1846-1921)は、「最後の佐賀藩主」として知られる人物です。明治維新後に藩主の座を解かれると、旧大名家の当主としていち早くヨーロッパへ留学し、帰国後は豊富な海外経験と父譲りの開明的な視野を活かして駐イタリア王国特命全権公使をはじめとした政府要職を務めます。明治17年(1884)には侯爵となり、社交・外交のみならず芸術文化の発展にも多大な貢献を果たしました。
直大の事績を語る際に欠かせない人物の一人が、百武兼行ひゃくたけかねゆき(1842-1884)です。佐賀藩士の家に生まれた百武は8歳で直大の御相手役に選ばれ、以降主君である直大を側近として陰日向になり支えました。外交官でありながらヨーロッパで本格的な油彩画を修め、日本近代画壇の黎明期を代表する傑作を遺したことでも知られています。
幕末から明治へという激動の時期に青年時代を過ごし、日本人としていち早くヨーロッパの息吹を体感した鍋島直大と百武兼行。新しい時代を切り拓いた二人がどのような未来を展望しようとしたのかを資料や作品を通して探ります。



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