「宮本三郎 部屋のなかで ―人物と静物をめぐって」世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館

「宮本三郎 部屋のなかで ―人物と静物をめぐって」世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館

名称:「宮本三郎 部屋のなかで ―人物と静物をめぐって」世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館
会期:2025年4月1日(火)〜2025年9月7日(日)
会場:世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館
開館時間:10:00 〜 18:00
休館日:月曜日
   月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:一般 200円、 大学生・高校生 150円、中学生・小学生・65歳以上・障害者手帳提示 100円
住所:〒158-0083東京都世田谷区奥沢5-38-13
TEL:03-5483-3836
URL:世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館

《赤い背景》 1938年
《赤い背景》 1938年

洋画家・宮本三郎(1905-1974)が、生涯にわたって制作活動の中心に据えたのは、人物を主題とする作品でした。なかでも室内画における人物表現に注目すれば、アンリ・マティスの影響が色濃い装飾的な構成をベースに、それと拮抗するような「人」の存在感が、独特の緊張感を画面に生み出していることに気がつきます。
奥沢の自宅アトリエで、プロの絵画モデルを前にデッサンを重ね、丹念に練り上げた作品の数々や、疎開先の故郷・石川県で家族や身近な人物を描いた親密な雰囲気の漂う室内風景ーそれぞれ時代ごとに表情を異にしながらも、宮本が注力した人物画に通底するのは、主題に注がれる鋭い観察眼です。
本展では、室内表現やそれらを彩る小道具としてのモティーフにも注目しながら、宮本が描きだす人体と人物の魅力を探ります。
人物表現においてことさら評価されることの多い宮本の描写力は、一方で静物画にも発揮されています。テーブルに置かれた花器や果物、皿に盛られた魚介ーそれぞれ対象の本質をつかみ取るようにして描かれた静物画の数々も、あわせてお楽しみください。 

《(魚)》 1957-58年頃
※( )は題不詳のため仮題
《(魚)》 1957-58年頃 ※( )は題不詳のため仮題
《(編み物)》 1945-48年頃
《(編み物)》 1945-48年頃
《(静物 果物)》 1945-48年頃
《(静物 果物)》 1945-48年頃
《(西瓜)》 制作年不詳
《(西瓜)》 制作年不詳
《(鏡の前の婦人像)》 1945-48年頃
《(鏡の前の婦人像)》 1945-48年頃
《(ベットに横たわる婦人像)》 1938-39年頃
《(ベットに横たわる婦人像)》 1938-39年頃

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