春季企画展「守屋貞治の美意識」伊那市立高遠町歴史博物館

春季企画展「守屋貞治の美意識」伊那市立高遠町歴史博物館

名称:春季企画展「守屋貞治の美意識」伊那市立高遠町歴史博物館
会期:2025年3月1日(土曜日)から令和7年6月15日(日曜日)
会場:伊那市立高遠町歴史博物館 2階 第3展示室
開館時間:午前9時から午後5時(最終入館は午後4時30分)
休館日:3月3日(月曜日)、3月4日(火曜日)、3月10日(月曜日)、3月17日(月曜日)、3月24日(月曜日)
    4月21日(月曜日)
    5月7日(水曜日)、5月8日(木曜日)、5月12日(月曜日)、5月19日(月曜日)、5月20日(火曜日)、5月26日(月曜日)
    6月2日(月曜日)、6月9日(月曜日)
入館料:一般 400円
   団体(20名以上) 300円
   高校生以下、および18歳未満の方の入館は無料です。
   団体は20名以上です。
主催:伊那市教育委員会(伊那市立高遠町歴史博物館)
協力:伊那市立高遠町図書館、伊那市商工観光部観光課・高遠商工観光課、一般社団法人伊那市観光協会、一般社団法人高遠石工研究センター、温泉寺、建福寺、瑞光寺、善福寺、大泉寺、大蔵寺、守谷太志氏、小町谷尚子氏ほか
住所:〒396-0213伊那市高遠町東高遠457
TEL:0265-94-4444
URL:伊那市立高遠町歴史博物館

春季企画展「守屋貞治の美意識」伊那市立高遠町歴史博物館
春季企画展「守屋貞治の美意識」伊那市立高遠町歴史博物館

伊那市高遠町は日本で最も美しい村連合に所属し、高遠石工の石仏がある風景や石仏を活かした取り組みを美しい村としてのPRポイントに据えています。複数の部署や人材がアイデアを出し合い、高遠石工が手がけた石造物の観光資源化、石仏ガチャの販売、石仏漫画「いなぽとけ」のSNS発信、高遠石工の調査と教育普及活動など様々な活動を展開しています。
高遠石工は江戸時代に急速に発展していった職人集団で、手がけた石造物がブランドのように認識されていたとみられ、歴史的・文化的価値を持つ文化財だと認識されています。
高遠石工の中で最も注目を集めたのは守屋貞治です。江戸時代の明和2年(1765)に生まれた貞治は、祖父貞七と父孫兵衛が石工であったことから自らも石工の道に進み、336体もの石仏を建立し、『石仏菩薩細工』という記録を遺しました。また、伊勢河崎の宝珠院に石仏を納めた際や、見延の七面山に登った際の旅行記を遺し、石仏造立に対する思いを記しています。江戸時代の職人が記録を遺すことは珍しいことで、その記録から明らかになってきた貞治の石仏(貞治仏)が一際美しい彫造であることから、石造文化財の研究者のみならず、歴史の研究者や一般の人々にも注目され、「守屋貞治は高遠石工を代表する人物である」と評価されています。
今回の企画展では、高遠石工守屋貞治に関する調査を成果を示し、彼が残した記録と石仏を展示します。実物の鑑賞を通して、貞治仏が持つ美術的な魅力を感じていただく機会とします。

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