企画展「演劇は戦争体験を語り得るのか ——戦後 80 年の日本の演劇から——」早稲田大学坪内博士記念演劇博物館

企画展「演劇は戦争体験を語り得るのか ——戦後 80 年の日本の演劇から——」早稲田大学坪内博士記念演劇博物館

名称:企画展「演劇は戦争体験を語り得るのか ——戦後 80 年の日本の演劇から——」早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
会期:2025年5月12日(月)〜8月3日(日)
会場:早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館
開館時間:10:00-17:00(火・金曜日は19:00まで)
料金:入館無料
休館日:5月28日(水)、6月4日(水)、18日(水)、7月2日(水)、16日(水)
住所:〒169-8050東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学内
TEL:03-5286-1829
URL:早稲田大学坪内博士記念演劇博物館

企画展「演劇は戦争体験を語り得るのか ——戦後 80 年の日本の演劇から——」早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
企画展「演劇は戦争体験を語り得るのか ——戦後 80 年の日本の演劇から——」早稲田大学坪内博士記念演劇博物館

2025年は、第二次世界大戦終結から80年という節目の年です。文学や映画などと同様に、演劇というジャンルにおいても第二次世界大戦を題材とする作品は過去80年の間に数多く生み出されてきました。演劇はその特性上、戦争の悲惨な光景を必ずしも映画のような写実性や小説のような詳細さを伴って描き出すことはできません。だからこそ劇作家たちは、舞台美術による暗示の効果や、役者の発する台詞が客席にいる人びとへの鋭い問いかけにもなるという演劇の強みを活かし、戦後に生きる私たちが戦争の記憶にアクセスしうるようなドラマトゥルギーを模索してきました。
本展では、公演ポスターや戯曲原稿、舞台美術模型、そして公演映像などの資料を、演劇作品内容の説明とあわせてご紹介し、日本の演劇作品において第二次世界大戦の経験がどのように語られ、表象されてきたのかを紐解きます。
演劇は第二次世界大戦についていかに語ってきたのでしょうか。それを顧みることは、今現在も世界各地で継続している戦争に直面する現代の私たちにとって、きわめて重要なことだといえます。本展が、普段から演劇に馴染みのある方々にとってはもちろんのこと、そうでない方々にとっても、「戦争という凄惨な現実を前に、はたして芸術に何ができるのか」という普遍的な問いを考える糸口となれば幸いです。

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