
名称:「スピードの物語」瑞雲庵
会期:2025年4月18日(金) 〜 2025年5月18日(日)
会場:瑞雲庵
時間:12:00~18:00
休館日:火~木曜日
※会期中の金・土・日・月オープン
料金:無料
住所:〒603-8074京都市北区上賀茂南大路町62-1
TEL: 03-3535-2524
URL:瑞雲庵
スペイン出身の美術史家でインディペンデント・キュレーター、カジェタノ・リモルテ企画による、12名のアーティストの映像や写真、インスタレーションなどで構成したグループ展です。
スペイン・マドリードと日本・東京の2か所を拠点に活動するリモルテ。彼はキュレーション活動において主にアート、身体性、テクノロジーの関係性に焦点をあてています。また、異文化間を越境する視点から言語哲学への強い関心を持ち、メディア・アートを起点に疎外感、孤独、死といったテーマを探求しています。美術史家としては現在、日本におけるビデオ・アートの始まりについて研究を行っています。
本展は、昭和期に活躍した映画監督・小津安二郎や日本を代表する写真家のひとり・川田喜久治をはじめ、現代の実力派、近年注目の若手まで幅広い世代のアーティストによる作品で構成。日々加速度を増しストレスを恒常化させる消費社会に対し、自身の時間を遅らせ回復しようと試みるアーティストたちの実践を、作品を通じて紹介します。
築100年を超える歴史ある日本家屋を活かした空間とともにお楽しみください。
※本展は西枝財団「瑞雲庵における若手創造支援事業」の助成事業です。
出展作家
荒木悠/シネマ58/原田裕規/川田喜久治/カワニシユウキ/小津安二郎/ユソラ/高山明/瀧健太郎/トモトシ/津田道子/矢島良子
カジェタノ・リモルテ
1990年スペイン・アリカンテ州アルバテラ生まれ。マドリードと東京を拠点に美術史家、インディペンデント・キュレーターとしてメディアアートを専門に活動中。
2013年コンプルテンセ大学美術史学部を卒業。その後、スペイン国立図書館の公式大学インターンシッププログラム(映像音楽コレクション部門)を修了。2016年にはマドリード・コンプルテンセ大学、ソフィア王妃美術館による合同修士課程(現代美術史・視覚文化)を修了した。
グループ展「閉回路、またはコミュニケーションの錯覚」が、スペインのバレンシア美術館委員会によって主催された三年に一度のキュレーター募集で優勝。2026年にスペインで最も名高い現代美術センターのひとつであるCentro del Carmenで開催されることとなった。
2016年から2019年にかけて、マドリードにある1993年に設立された芸術の代表的なオルタナティブスペースであるCruceArte y Pensamientoのキュレーションチームに所属。
現在、キヤノン財団ヨーロッパの助成により東京藝術大学に1 年間の客員研究員として滞在(〜2025 年9 月)。著書に『エルネスト・ネト:コモンプレイスとしての身体(Ernesto Neto. El cuerpo como lugarcomún)』(2018年、Asimétricas )の他、Webメディア A*Desk Magazineにおいても記事を投稿している。
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