「西田眞人 日本画展 —再生の祈りをこめて—」神戸ゆかりの美術館

「西田眞人 日本画展 —再生の祈りをこめて—」神戸ゆかりの美術館

名称:「西田眞人 日本画展 —再生の祈りをこめて—」神戸ゆかりの美術館
会期:2025年7月19日(土)〜2025年9月15日(月)
会場:神戸ゆかりの美術館
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:月曜日
   7月21日、8月11日、9月15日は開館
   7月22日、8月12日は休館
入場料:一般 1300円、大学生 650円、高校生以下 無料
住所:〒658-0032兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1
TEL:078-858-1520
URL:神戸ゆかりの美術館

《輝く街》1999年 紙本着色

165.0×453.5cm 神戸ゆかりの美術館蔵
《輝く街》1999年 紙本着色
165.0×453.5cm 神戸ゆかりの美術館蔵

神戸が生んだ気鋭の日本画家、西田眞人(にしだまさと)の画業を振り返るとともに、阪神・淡路大震災に取材した諸作品を紹介する展覧会を開催します。
西田眞人は、1952年、神戸市兵庫区に生まれました。京都市立芸術大学美術学部日本画科を卒業後、数々の受賞を重ね、実力と声価を高めていきます。2008年から京都市立芸術大学教授をつとめ、現在は大阪芸術大学客員教授、日展特別会員の地位にあります。
阪神・淡路大震災が発生し、神戸の画家としての使命感に突き動かされて、倒壊し火災によって廃墟と化した神戸の街をスケッチし、作品に仕上げました。この一連の作品の評価は高く、1995年の《黒いアーケード》が日展特選、文化庁買い上げの栄誉となり、1997年《更地》は、第14回の山種美術館賞優秀賞を受賞しました。さらに西田は復興をはたしたその後の美しい神戸の街景色を描き、10回におよぶ渡英でイギリスの風景に取り組み、画業を深化させていきます。また、近年では、全国の「一の宮」を訪ね作品にすることをライフワークとして手がけ、さらに日展で《懐》(2023年)が内閣総理大臣賞、《祠る》(2024年)が日本芸術院賞に輝き、日本を代表する画家のひとりとして歩み続けています。
本展は、震災から30年の節目となる年に、震災、イギリス、そして一の宮を描く西田眞人の画業を通して、作者がひとつひとつの作品にこめた「再生の祈り」を感じていただこうとする試みです。

《祠る》2024年 綿布着色

159.0×219.0cm 個人蔵
《祠る》2024年 綿布着色 159.0×219.0cm 個人蔵
《黒いアーケード》1995年 紙本着色  192.5×192.5cm 京都国立近代美術館蔵
《黒いアーケード》1995年 紙本着色 
192.5×192.5cm 京都国立近代美術館蔵

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