美術所蔵品展「人間へのまなざしー戦争と社会の檻のなかで」市立伊丹ミュージアム

ジェイムズ・ギルレイ《プラム・プディングの危機》1805年, 当館蔵

名称:美術所蔵品展「人間へのまなざしー戦争と社会の檻のなかで」市立伊丹ミュージアム
会期:2025年6月13日(金)〜 7月21日(月祝)
会場:市立伊丹ミュージアム
展示室:展示室5
休館日:月曜日(ただし7月21日は開館)
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
観覧料:無料
住所:〒664-0895 兵庫県 伊丹市宮ノ前2-5-20
TEL:072-772-5959
URL:市立伊丹ミュージアム

ジョルジュ=フェルディナン・ビゴー, 石版諷刺画雑誌『トバエ』1号4より「釣りの勝負」, 当館蔵
ジョルジュ=フェルディナン・ビゴー, 石版諷刺画雑誌『トバエ』1号4より「釣りの勝負」, 当館蔵

 第二次世界大戦の終結から今年で80年が経ちますが、今もなお世界では争いが絶えません。
 これまで、歴史上のさまざまな分断と対立は美術家たちによって表現され、問われてきましたが、本展では市立伊丹ミュージアムが所蔵する美術作品のなかから「戦争と社会」をテーマとする作品約50点を展示し、その一端をご覧いただきます。
 16世紀のドイツで起きた農民の大規模な反乱を描いたケーテ・コルヴィッツの連作版画《農民戦争》や、19世紀初頭のスペイン独立戦争を描いたフランシスコ・デ・ゴヤの連作版画《戦争の惨禍》、さらに、第二次世界大戦での過酷な従軍経験をもとに制作した浜田知明の版画と彫刻など、戦争とそれを巻き起こす社会、そして弱く愚かな人間を見つめ、その本質を描き暴いた作品をご紹介します。

フランシスコ・デ・ゴヤ《戦争の惨禍》第1図「来るべきものへの悲しき予感」1810-20年頃(1863年刊),当館蔵
フランシスコ・デ・ゴヤ《戦争の惨禍》第1図「来るべきものへの悲しき予感」1810-20年頃(1863年刊),当館蔵
ケーテ・コルヴィッツ《農民戦争》第5図「蜂起」1902-03年(1921年刊)エッチング, 当館蔵
ケーテ・コルヴィッツ《農民戦争》第5図「蜂起」1902-03年(1921年刊)エッチング, 当館蔵
浜田知明《ボタン(B)》1988年, 当館蔵
浜田知明《ボタン(B)》1988年, 当館蔵
浜田知明《檻》1983年, 当館蔵
浜田知明《檻》1983年, 当館蔵
ジェイムズ・ギルレイ《プラム・プディングの危機》1805年, 当館蔵
ジェイムズ・ギルレイ《プラム・プディングの危機》1805年, 当館蔵

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