
名称:西澤直美「報せ / The Message」Miaki Gallery
会期:2025年5月17日(土)〜2025年6月14日(土)
会場:Miaki Gallery
開館時間:13:00 〜 20:00
土曜日は11:00〜18:00
水曜・木曜は予約制(13:00〜19:00)
休館日:日曜日、月曜日、火曜日
オープニングパーティー:2025年5月17日(土) 17:00 から 20:00 まで
入場料:無料
住所:〒106-0031 東京都港区西麻布1丁目14−16 ベルジュール麻布 2F
URL:Miaki Gallery
本展では、作家が長年描き続けてきた空想上の世界「ふたつめの月の話」から、最新作を中心に約35点の作品を展示いたします。
「ふたつめの月の話」は、西澤が創造したもうひとつの月を舞台とする物語です。月のすぐ隣にありながら、実際には見ることのできないその場所には、文明や文化が根づき、人々の営みが息づいています。雨が降り、花が咲き、時間や曜日の感覚、あるいは信仰のようなものすら存在しているかもしれません。地球とよく似た景色の中で起こる印象的なエピソードを、西澤は半具象的な表現で描き出します。抽象性を帯びた画面の奥には、確かな物語の輪郭が秘められています。
本展のタイトル「報せ / The Message」は、2024年に名古屋で開催された個展「ひかりの羅針盤」に続くシリーズの第二章にあたります。今回は、「報せ」をテーマに、何かを告げるような気配や暗示を宿す作品群が並びます。
制作に用いられている主な素材は、箔押し紙、油性アルキド樹脂、岩絵具、粗目あるいは極薄の麻紙、さらに作品に応じて蓄光顔料など多岐にわたります。艶や反射を持つ素材は、光や時間、鑑賞の角度によってその表情を変化させ、作品に深い奥行きと詩的な変容を与えます。金や銀に満ちた幻想世界を描くにあたり、箔は装飾性のみならず、異次元的な空間を創出する要素として機能し、独自の物語世界にさらなる広がりをもたらします。
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