
名称:福島アートアニュアル2025「site──representation 土田翔/鈴木悠哉」福島県立美術館
会期:2025年6月7日(土)〜6月29日(日)
会場:福島県立美術館
観覧料金:一般400円ほか
休館日:月曜日翌平日休館)
※7月19日~8月31日は無休
住所:〒960-8003 福島県福島市森合字西養山1
TEL:024-531-5511
URL:福島県立美術館
「福島アートアニュアル」は福島県出身・ゆかりの若手作家を紹介するシリーズ企画。第4回目となる今回は、土田翔(1997年生/福島市出身)と鈴木悠哉(1983年生/福島市出身)を取り上げる。
現代において、遠方に行くことは交通手段やメディアの発達によって昔よりもはるかに容易になった。しかし、新型コロナウイルスの世界的流行を機に、遠く離れた場所との距離はより一層強く感じられるようになったかもしれない。絵や写真、映像を通して遠くの景観を目にすることはできるが、その場所の広がりや匂い、温度や手ざわりを十全に感じることはまだ難しいように思われる。
今回紹介する土田と鈴木はそれぞれの手法で場所や風景の表現を試みる作家である。土田は、日本画家・小松均の「直写」の芸術理論をフィールドワークによる制作手法に拡張し、身体と対象の同化を試みた独自の日本画を制作している。一方の鈴木は、都市に見出した形態や構造を抽象化した何枚ものドローイングを起点に立体や映像を展開する手法で制作を行い、都市の景観を記号の集積として表現する。
本展では異なるアプローチをとる二人の表現を通して、現代における場所を表象することの可能性を考える。
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