企画展「神田日勝×クスミエリカ 不在の気配、存在の痕跡」神田日勝記念美術館

  • 2025/6/2
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企画展「神田日勝×クスミエリカ 不在の気配、存在の痕跡」神田日勝記念美術館

名称:企画展「神田日勝×クスミエリカ 不在の気配、存在の痕跡」神田日勝記念美術館
会期:2025年6月25日(水)~2025年9月28日(日)
会場:神田日勝記念美術館
時間:10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)、7月22日(火)、8月12日(火)、9月16日(火)、9月24日(水)
観覧料:一般 530円(470円)
   高校生 320円(260円)
   小中学生 210円(150円)
   未就学児 無料
   福原記念美術館との共通入館券:
   一般 700円
   高校生 300円
   小中学生 200円
   ※( )内は10名以上の団体割引料金
   ※障がい者手帳(身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳)提示の方は無料(介添者1名無料)
   ※鹿追町民・友の会会員・未就学児は無料(身分証・会員証を提示)
   ※北海道立帯広美術館で開催された特別展の半券(有効期限:チケット裏に記載)提示により、割引料金が適用(1枚につき1名1回限り有効)
住所:〒081-0292北海道河東郡鹿追町東町3-2
TEL:0156-66-1555
URL:神田日勝記念美術館

神田日勝 《馬(絶筆・未完)》 1970年、神田日勝記念美術館蔵
神田日勝 《馬(絶筆・未完)》 1970年、神田日勝記念美術館蔵

クスミエリカは、札幌市出身・在住のフォトグラファー・美術作家です。
さまざまな場所、人、建物、動物など、自分自身で撮影した写真のみを素材に、時間も空間も異なるそれらをデジタル技術により加工(デジタルコラージュ)し、多くの写真を幾層にも重ね合わせた作品を制作するクスミのアートワークは、誰もが目にする現実の風景を再構成しています。日勝もまた、自身の生活に根差した身近なモチーフや十勝の風景を題材としつつも、実際の光景をそのまま写し取るのではなく、画家の脳内で再構成した独自のリアリズムを絵画で表現しており、この両者の制作活動は相通ずるものがあります。
本展ではクスミの表現する「非現実の世界が現実の延長・平行線上にある」作品と日勝の絵画を同じ空間に展示することで、互いの作品の特色を浮かび上がらせます。
現代に遺された日勝の絵は、画家の存在を色濃く感じることができる媒介として存在します。日勝はどう生きて、何を遺したのか。彼とは異なる時代に生きる作家の手によって彼の痕跡と記憶を辿っていくことで、日勝の捉える「社会」や「世界」、果ては神田日勝という「存在」について迫ることを試みます。
◆ クスミエリカ Erika KUSUMI 
1982年、北海道札幌市生まれ。2005年、フリーランスのカメラマンとして活動を始め、現在はクリエイティブシェアオフィス「tab」に所属しながら、フォトグラファー、美術作家など、多方面で活動。美術作家としては、自身で撮影した写真のみを用い、デジタル処理を施した「デジタルコラージュ」作品を制作している。2020年、第48回札幌市文化奨励賞、第30回道銀芸術文化奨励賞受賞。
主な展覧会への出品として、「VOCA展2019」(上野の森美術館/2019年)、「未明の旅」(GALLERY SCENA[東京]/2023年)、「私たちは積層で出来ている」(GALLERY MoNMA/2024年)、「溫故知新」(SanHo Art Lab[台湾・台南市]/2024年)など。

クスミエリカ 《metropolis》 2019年、作家蔵
クスミエリカ 《metropolis》 2019年、作家蔵
クスミエリカ 《跡形の馬》 2025年、作家蔵
クスミエリカ 《跡形の馬》 2025年、作家蔵
クスミエリカ 《骨と灰》 2024年、作家蔵
クスミエリカ 《骨と灰》 2024年、作家蔵
クスミエリカ 《使者》 2023年、作家蔵
クスミエリカ 《使者》 2023年、作家蔵
神田日勝 《画室B》 1966年、神田日勝記念美術館蔵
神田日勝 《画室B》 1966年、神田日勝記念美術館蔵
神田日勝 《ヘイと人》 1969年、個人蔵(神田日勝記念美術館寄託)
神田日勝 《ヘイと人》 1969年、個人蔵(神田日勝記念美術館寄託)

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