「植田正治・写真を楽しむ」植田正治写真美術館
- 2025/6/5
- 鳥取県
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名称:「植田正治・写真を楽しむ」植田正治写真美術館
会期:2025年6月14日(土)〜2025年9月7日(日)
会場:植田正治写真美術館
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:火曜日
火曜日が祝日の場合は火曜日開館し翌日休館
8月12日は開館
入場料:一般 1000円、大学生・高校生 500円、中学生・小学生 300円
住所:〒689-4107 鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3
tel.0859-39-8000
URL:植田正治写真美術館

「写真することがとても楽しい」、植田正治はこの言葉を生前頻繁に口にしていたそうです。ただ単にシャッターを切るだけではない写真に関わる全ての行為、そしてその表現に植田が、強く魅かれていた証でしょう。プロのカメラマンとしてではなく、アマチュアとしてのスタンスを保ち続け、自由に写真に関わってきた植田らしい言葉です。
見慣れた山陰の風景、そしてそこに暮らす子供たちや人々、あえて身近なものと向き合いながら、植田は常に新鮮なまなざしで、かたくなに自己の写真を撮り続けてきました。「ファインダーというのは、ピントを合わせることや、瞬時に対象をとらえるための小窓としてではなく、自らの心の世界を展開する目として使うことができたら、また、新しい世界が生まれることでもあろう」と植田は語っています。被写体と対話するかのように対峙し、気持ちのつながりを持つことを楽しむ独自の姿勢は、画面の中の子供たちや人々、そしてありふれた日常の事物とともに、自ずと映し出されています。その植田らしさこそ、「植田調」と呼ばれる個性であり、スタイルなのでしょう。
今回の展覧会では、植田の初期から晩年までの作品を概観しながら、植田にとっての「写真すること」の意味を浮き彫りにし、あらためて「植田調」とは何かを探ってみたいと思います。








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