「笹本晃 ラボラトリー」東京都現代美術館
- 2025/6/13
- 東京
- 「笹本晃 ラボラトリー」東京都現代美術館 はコメントを受け付けていません
![《Sounding Lines》(部分)2024 [個展「測深線」Para Site 藝術空間(香港)2024 での展示風景] Shane Akeroyd 氏蔵 撮影:Studio Lights On ?Aki Sasamoto. Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo](https://abc0120.net/wp-content/uploads/2025/06/6-27.jpg)
名称:「笹本晃 ラボラトリー」東京都現代美術館
会期:2025年8月23日(土)~2025年11月24日(月・振)
会場:東京都現代美術館
展示室:企画展示室 3F
時間:10:00~18:00
※8・9月の毎金曜日は21:00まで開館
(最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日、9月16日、10月14日、11月4日
※9月15日、10月13日、11月3日、11月24日は開館
観覧料:一般 1,500円(1,200円)
大学生・専門学校生・65 歳以上 1,000円(800円)
中高生 600円(480円)
小学生以下 無料
ツインチケット一般 2,500円
※( )内は20名様以上の団体料金
※本展チケットで「MOTコレクション」も観覧できます
※小学生以下のお客様は保護者の同伴が必要です
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)は無料になります
※ 毎月第3水曜(シルバーデー)は、65歳以上の方は無料です。(チケットカウンターで年齢を証明できるものを提示)
※家族ふれあいの日(毎月第3土曜と翌日曜)は、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住を証明できるものを提示/2名まで)の観覧料が半額
[学生無料デー Supported by Bloomberg]
9月13日(土)・14日(日)は中高生・専門学校生・大学生は無料です
住所:〒135-0022東京都江東区三好4-1-1
TEL:03-5245-4111(ハローダイヤル)
URL:東京都現代美術館

本展覧会は、ニューヨークを拠点に、造形表現とパフォーマンス・アートを往還しながら活動を重ねてきたアーティスト、笹本晃(1980-)の約20年におよぶ仕事を紹介し、そのテーマや手法の変遷をたどる初めてのミッドキャリア個展となります。
笹本は、2000年代半ばより、パフォーマンス、ダンス、インスタレーション、映像など、自身のアイディアを伝えるのに必要なメディアを横断的に用いた作品を手掛けてきました。特に、自ら設計・構成した彫刻/装置/造形物を空間に配してインスタレーションを創り出し、その中で自身がその環境の構成要素の一つとなって即興的なパフォーマンスを行うスタイルで広く知られています。
日常的な所作や行為に、私小説的なエピソードを絡めた軽妙な語りを巧みに組み合わせつつ、初期作品では、癖や習慣、行動パターンなどの分析から個人のパーソナリティの有り様を考察し、また近年は、気象や動植物の生態などを観察の対象として、作品構造やナラティヴ(物語)に採り入れています。緻密に設計されたそれぞれの造形物は、そうした語りを際立てる道具であるだけでなく、即興的なパフォーマンスの思いがけない展開を誘発するスコア(譜面)となります。展示会期中に複数回行われるパフォーマンスの前後には、空間はインスタレーションとして鑑賞されます。
本展タイトルの「ラボラトリー」は、実験、演習あるいは研究のための空間を指します。鑑賞者が、美術館のホワイトキューブ内で笹本とその作品の生態を観察し検証する機会という意味合いとともに、この世界で起きる大小さまざまな現象について、注意深く観察し、分析しようと試みる、笹本の視点を示唆しています。本展では、初期のパフォーマンス/インスタレーションの代表作から、造形物自体のキネティックな要素が強まる最新作まで、独自の実践を重ねてきた笹本の異才とその作品を、動的に検証します。
◆ 笹本晃(ささもとあき)
ニューヨークを拠点に、パフォーマンス、ダンス、インスタレーション、映像など、自身のアイディアを伝えるのに必要なメディアを横断的に用いた作品を手掛けるアーティスト。美術とパフォーミング・アーツの領域を往還しながら、音楽家、振付家、科学者、研究者らとのコラボレーションも行い、パフォーマー、彫刻家、演出家といった複数の役割をこなしている。
1980年神奈川県に生まれ、10代で単身渡英。その後アメリカに移り、ウェズリアン大学でダンスや美術を学ぶ。2007年にコロンビア大学大学院(ニューヨーク)より芸術学修士号取得。現在はイェール大学芸術大学院彫刻専攻で教鞭を取り、専攻長を務める。
主な個展に、スカルプチャー・センター(ニューヨーク、2016年)、クイーンズ美術館(ニューヨーク、2023-2024年)、パラサイト(香港、2024年)がある。横浜トリエンナーレ(2008年)、ホイットニー・ビエンナーレ(2010年)、第9回光州ビエンナーレ(2012年)、第11回上海ビエンナーレ(2016-2017年)、第3回コチ=ムジリス・ビエンナーレ(2016年)、国際芸術祭あいち(2022年)、第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展(2022年)など多数の国際展に出品。2023年、アレクサンダー・カルダーの才能を反映する革新的な彫刻作家に贈られるカルダー賞を受賞。
![《ストレンジ・アトラクターズ》2010 [個展(Take Ninagawa、東京)での展示風景]個人蔵 撮影:岡野圭
?Aki Sasamoto. Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo](https://abc0120.net/wp-content/uploads/2025/06/2-120.jpg)



![《誤りハッピーアワー》2014 [JTT(ニューヨーク)での展示風景] 撮影:Charles Benton
?Aki Sasamoto. Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo](https://abc0120.net/wp-content/uploads/2025/06/10-11.jpg)

![《Skewed Lies》2010 [Luxembourg & Dayan(ニューヨーク)でのパフォーマンス風景]撮影:Allison Hale
?Aki Sasamoto. Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo](https://abc0120.net/wp-content/uploads/2025/06/8-18.jpg)
![《デリケート・サイクル》2016
[第9回恵比寿映像祭「マルチプルな未来」2017 でのパフォーマンス風景]
撮影:新井孝明 図版提供:東京都写真美術館
?Aki Sasamoto. Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo](https://abc0120.net/wp-content/uploads/2025/06/7-23.jpg)
![《ストレンジ・アトラクターズ》2010 [個展(Take Ninagawa、東京)でのパフォーマンス風景]撮影:岡野圭
?Aki Sasamoto. Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo](https://abc0120.net/wp-content/uploads/2025/06/3-68.jpg)
![《Sounding Lines》(部分)2024 [個展「測深線」Para Site 藝術空間(香港)2024 での展示風景] Shane Akeroyd 氏蔵 撮影:Studio Lights On ?Aki Sasamoto. Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo](https://abc0120.net/wp-content/uploads/2025/06/6-27.jpg)
最近のコメント