「アーティストの目は何をみていたか―ビュフェ、エコール・ド・パリ、そして現代アートへ」ベルナール・ビュフェ美術館

  • 2025/6/28
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「アーティストの目は何をみていたか―ビュフェ、エコール・ド・パリ、そして現代アートへ」ベルナール・ビュフェ美術館

名称:「アーティストの目は何をみていたか―ビュフェ、エコール・ド・パリ、そして現代アートへ」ベルナール・ビュフェ美術館
会期:2025年8月2日(土)〜2025年11月25日(火)
会場:ベルナール・ビュフェ美術館
開館時間:10:00〜17:00(3月~10月)
   10:00〜16:30(11月~2月)
休館日:水曜日、木曜日
   祝日の場合は開館し翌金曜日休館
入場料:一般 1500円、 大学生・高校生 750円、中学生以下 無料
住所:〒411-0931静岡県駿東郡長泉町東野クレマチスの丘515-57
TEL:055-986-1300
URL:ベルナール・ビュフェ美術館

ベルナール・ビュフェ《蝶》
ベルナール・ビュフェ《蝶》

ベルナール・ビュフェ(1928-1999)は、しばしば時代から隔絶した天才として語られます。しかし、実際にはサロンと呼ばれる団体展に参加し、少し上の世代の作家たちと交流を図っていました。20世紀は、芸術家たちが独自のサロンを形成しうる時代でした。特に戦後は、サロン・ド・メ、青年画家展、時代の証人画家展など、さまざまな展覧会が組織されました。ビュフェはこうした時代背景のもと、ラウル・デュフィなどの野獣派、モーリス・ユトリロやモイーズ・キスリング、藤田嗣治などのエコール・ド・パリに属する先達たちと共に、戦後フランスのアート・シーンをつくっていました。
一方で、戦後に活躍したビュフェは、重要な現代アーティストの一人でもありました。1952年に、現代アートの祭典であるヴェネツィア・ビエンナーレに参加するなど、彼の作品は当時における「現代」を鮮明に映し出していました。世代で言えば、もの派の代表的な作家である李禹煥や、イギリス出身の画家デイヴィッド・ホックニーたちとほぼ同じ世代に属していますが、それぞれのアーティストの考えと表現は、驚くほど異なっています。
彼らは何を見て、どこを目指していたのでしょうか。本展は、ビュフェと同時代の作家たちの関わりに着目しつつ、現代アーティストとしてのビュフェの位置を再考する展覧会です。ビュフェの作品を他のアーティストの作品と並置することで、作品の新しい側面を浮かび上がらせる初の試みとなります。

杉戸洋《snake and bird 》
©Hiroshi Sugito
杉戸洋《snake and bird 》 ©Hiroshi Sugito
ベルナール・ビュフェ《自画像Ⅰ》
ベルナール・ビュフェ《自画像Ⅰ》
森村泰昌《肖像(ヴァン・ゴッホ)》
©MORIMURA Yasumasa, Courtesy of ShugoArts
森村泰昌《肖像(ヴァン・ゴッホ)》 ©MORIMURA Yasumasa, Courtesy of ShugoArts
ベルナール・ビュフェ《兎のエコルシェ》
ベルナール・ビュフェ《兎のエコルシェ》
モーリス・ユトリロ《モンマルトル、アベス通りのサン= ジャン教会》寄託
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