「御肖像と御召物」明治神宮ミュージアム
- 2025/7/6
- 東京
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名称:「御肖像と御召物」明治神宮ミュージアム
会期:2025年7月12日(土)〜9月29日(月)
会場:明治神宮ミュージアム
開館時間:午前10時から午後4時30分迄(※最終入場は閉館の30分前まで(午後4時まで))
料金:一般:1000円/高校生以下・団体(20名以上):900円
※小学生未満無料(小学生以下の入館は保護者の同伴が必要です)
※明治神宮崇敬会会員は無料
※障害者手帳をお持ちの方はご本人様のみ無料です
(入館の際に手帳をご提示ください)
休館日:毎週木曜休館
住所:〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町1-1
TEL:03-3379-5875
URL:明治神宮ミュージアム

明治天皇の御肖像は御在世中、写真としては3回の制作が行われました。特に1回目の明治5年の撮影については、国家元首の写真を交換する外交儀礼の習慣に応える為、海外派遣中の岩倉使節団より急遽帰国した大久保利通や伊藤博文の奏請により撮影されました。天皇は写真の撮影をお好みにならず、翌年に洋装の御正服姿の撮影をしたことを最後に、以後は伊藤博文や侍従長の徳大寺実則の奏請による年齢に応じた再撮影についても聴許されませんでした。そして、3回目の制作は明治21年の東京芝公園内の弥生神社行幸の際、御陪食中の様子をイタリア人画家エドアルド・キヨッソーネに密かに拝写させたものを写真師の丸木利陽が写真として完成させたものとなりました。以後は、公式の御肖像写真としての制作は行われず、明治39年御改正の御軍服を着用された演習中の御姿を密かに謹写した写真数葉が遺され、崩御の後に晩年の御姿として制作された御肖像や御尊像には、これらの写真に拝する面影が垣間見られます。
本展覧会は、御肖像の中でお召しになられていた装束や洋服を展示し、激動の時代を国民と共に国づくりに勤しまれた御祭神をお偲びするものです。
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