「多田 知史 展 ~Warmth 心のぬくもり~」伊勢丹新宿店

  • 2025/7/11
  • 「多田 知史 展 ~Warmth 心のぬくもり~」伊勢丹新宿店 はコメントを受け付けていません
「見つめる(19)」  アクリル、キャンバス F10号 

名称:「多田 知史 展 ~Warmth 心のぬくもり~」伊勢丹新宿店
会期:2025年7月30日(水) ~ 2025年8月12日(火) [最終日午後6時終了]
場所:本館6階 アートエディション
住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3-14-1
TEL: 03-3352-1111
URL: 伊勢丹新宿店

本作は、彼のシリーズ「Born Series」の一部で、オリジナルのモチーフ「ルルー」を用いた作品です。
2020年から5年という歳月をかけて、ルルーという存在を確立している最中であり、その中でも本作は、幾重にも重ねられた色彩によってのみ生まれるやわらかな水色の背景の中に、ルルーが心優しく存在する様子が描かれた一作となっています。
アクリルを何層にも重ねて生まれる独特の色彩を通して、心や感情の手ざわりを描く多田知史氏。
新作もまじえて、伊勢丹新宿店で初めての個展を開催いたします。
言葉、言葉、言葉。あまりにもたくさんの言葉が溢れる社会に私たちは生きています。
そうであるにも関わらず、少ない言葉のために思い違いが起きてしまったり、多くの言葉を尽くしてもまるで伝わらなかったりします。
人と人の間では、ある作品を通して何かが伝わることが多々あります。それは心の内に広がる“感じ“や“感触“というような形で伝わっているようです。とても不思議なことでもありますが、人類は言葉が未発達な頃から生きてきましたから、きわめて自然なことなのかもしれません。そしてそれは、これまでの僕の作品でも幾度もあることでした。僕が見えて、聴こえて、触れて、感じたものを作品にしようと心身を動かす時、その感じたものを伝える作品になるようです。
暖かさ、澄んだ空気を形にしようとして、ろうそくや星空を描きます。穏やかさのために木々や家を。心の感触を伝えようとルルーが生まれました。そして今、心身の感じたその“感じ“をダイレクトに伝えようとしています。
人は言葉だけで生きているのではないのではないでしょうか。
どうぞごゆっくりご覧になってください。
多田知史

多田知史 Satoshi Tada
1978年 山形市生まれ
2001年 東北芸術工科大学卒業制作展・優秀賞
2005年 第101回太平洋展入選
2007年 第11回越後湯沢全国童画展・奨励賞(新潟県)
2010年 損保ジャパン美術財団 出品
2013年 スペイン・バルセロナ国際サロン金賞受賞
2019年 ブレイク前夜展(東京大丸)
2023年 多田知史絵画展【夢の中へ】(仙台三越)

「見つめる(19)」  アクリル、キャンバス F10号 
「見つめる(19)」 
アクリル、キャンバス
F10号 

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 企画展「第22回九谷焼絵皿イラストコンクール展」石川県九谷焼美術館
  2. 「ワンダー・アニマルズ アートで感じる命のふしぎ」笠間日動美術館
  3. 重要無形文化財保持者認定70年「漆芸の人間国宝たち」石川県輪島漆芸美術館