安野光雅美術館コレクション「安野先生のふしぎな学校」茨城県近代美術館

安野光雅美術館コレクション「安野先生のふしぎな学校」茨城県近代美術館

名称:安野光雅美術館コレクション「安野先生のふしぎな学校」茨城県近代美術館
会期:2025年9月13日(土)~2025年11月16日(日)
会場:茨城県近代美術館
休館日:月曜日 
   ※ただし9月15日、10月13日、11月3日は開館、翌日休館
観覧料:一般 1,240円(1,130円)
   満70歳以上 620円(560円)
   高校生 980円(820円)
   小中生 550円(420円)
   ※( )内は20名以上の団体料金 
   ※障害者手帳・指定難病特定医療費受給者証等を持参の方および付き添いの方(1名)は無料
   ※土曜日は高校生以下無料
   ※9月15日(月)~21日(日)は満70歳以上の方は無料 ただし9月16日(火)は休館
住所:〒310-0851茨城県水戸市千波町東久保666-1
TEL:029-243-5111
URL:茨城県近代美術館

「あ」『あいうえおの本』より 1976年
©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館
「あ」『あいうえおの本』より 1976年 ©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館

絵本をはじめ、装丁デザインや文筆の仕事でも豊かな才能を発揮した、画家・安野光雅(あんのみつまさ 1926-2020)。中でも子どもから大人まで多くの人を魅了してきた絵本作品は、心がワクワクするような創意に富んでいます。そのような安野の絵本観には、自然豊かな島根県津和野の地で過ごした少年時代の遊び心、さらには終戦直後の一時期に小学校の教師を務めた経験が影響していることでしょう。「小学校時代の勉強が一生を左右する」と考えた安野は、興味を抱いて自分でやってみようとする気持ちを大切にしました。そして初のヨーロッパ旅行で、勉強することは「インポータント」ではなく「インタレスト」だとする言葉に出会ったことで、安野の生涯続いた独学人生がはじまりました。
本展は、“安野先生”の作品を学校の授業科目に見立てた構成で紹介するユニークな展覧会です。細部まで描き込まれた作品をじっくり楽しみながら、「インタレスト」の種を探してみましょう。
◆ 安野光雅
1926年3月20日、島根県鹿足郡津和野町に生まれる。1944年、宇部工業学校卒業。1945年、召集され陸軍船舶兵として香川県に赴くが同年中に終戦を迎え復員する。1948年、代用教員として徳山市立加見小学校に勤務。1950年、玉川学園勤務のため上京。その後、武蔵野市立第四小学校に勤務。また、美術、図画工作の教科書編集等に従事。1961年、装丁や出版社関連の仕事の増加により教師を辞め、画家として独立。2001年、津和野町立安野光雅美術館開館。2020年12月24日、永眠。
絵本、装丁、エッセイなど幅広いジャンルで活躍し、シカゴトリビューン・オナー賞(アメリカ)、ブルックリン美術館賞(アメリカ)、芸術選奨文部大臣新人賞、最も美しい50冊の本賞(アメリカ)、ブラティスラヴァ世界絵本原画展金のりんご賞(スロバキア)、ボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞(イタリア)、国際アンデルセン賞画家賞など、受賞多数。

『もりのえほん』より 1977年
©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館
『もりのえほん』より 1977年 ©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館
「7」『かぞえてみよう』より 1975年 ©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館
「7」『かぞえてみよう』より 1975年 ©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館
「もみじ」『歌の絵本―日本の唱歌よりー』より 1977年
©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館
「もみじ」『歌の絵本―日本の唱歌よりー』より 1977年 ©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館
『蚤の市』より 1983年
©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館
『蚤の市』より 1983年 ©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館
「ふしぎなのり」『はじめてであうすうがくの絵本 1』より 1982年
©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館
「ふしぎなのり」『はじめてであうすうがくの絵本 1』より 1982年 ©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館

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