「寺山修司原作・バロン吉元劇画『あゝ、荒野』原画展」(前期)三沢市寺山修司記念館

  • 2025/7/24
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「寺山修司原作・バロン吉元劇画『あゝ、荒野』原画展」(前期)三沢市寺山修司記念館

名称:「寺山修司原作・バロン吉元劇画『あゝ、荒野』原画展」(前期)三沢市寺山修司記念館
会期:2025年7月18日(金)〜2025年11月24日(月)
会場:三沢市寺山修司記念館
開館時間:9:00 〜 17:00
休館日:月曜日
   月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:一般 550円、大学生・高校生 110円、中学生・小学生 60円、土曜日は中学生以下 無料
住所:〒033-0022青森県三沢市三沢淋代平116-2955
TEL:0176-59-3434
URL:三沢市寺山修司記念館

「寺山修司原作・バロン吉元劇画『あゝ、荒野』原画展」(前期)三沢市寺山修司記念館
「寺山修司原作・バロン吉元劇画『あゝ、荒野』原画展」(前期)三沢市寺山修司記念館

1964年3月から1年半、寺山が雑誌「現代の眼』(現代評論社)に連載した小説「あい、荒野』。
物語の舞台は、高度経済成長期まっただ中、オリンピック景気に沸く東京の街である。欧米の近代社会を発展モデルに、上下水道の整備をはじめ都市の公衆衛生向上を目指し、大規模な啓もう活動「首都美化運動」が「展開されていた。
寺山は、同作の連載雑誌「現代の眼」の編集者、中平卓馬とともに急激に様変わりしてゆく新宿の街をつぶさに歩き、執筆のための取材を重ねていた。そして、人いきれのする東京野の雑踏に、社会の周縁をささまよいながら生活する人々の姿を目の当たりにすることになる。そのひとりひとりに焦点を当て、彼らが抱える葛藤や孤独を作中に昇華してみせた。この物語は、当時のボクシングの試合のラウンド数と同じ15回にまとめられ、1966年に単行本刊行、寺山修司唯一の長編小説として読み継がれている。
漫画家バロン吉元が「あゝ、荒野」に出会ったのは10年ほど前、森山大道の200点超の写真とともに再構成されたパージョンである。それが画業66年のバロンを20年ぶりの漫画連載まで突き動かした。60年の時を経て蘇える、狂おしく愛しい新宿荒野、パロン吉元の魂の劇画道を目撃せよ!

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