「Fault Lines」Gallery COMMON
- 2025/7/31
- 東京
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名称:「Fault Lines」Gallery COMMON
会期:2025年8月8日(金)〜2025年9月7日(日)
会場:Gallery Common
開館時間:12:00 〜 19:00
休館日:月曜日、火曜日
オープニングパーティー:2025年8月7日(木) 19:00 から 21:00 まで
入場料:www.gallerycommon.com/en/exhibitions/fault_lines
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-39-6 B1F
TEL:03-6427-3827
URL:Gallery COMMON
Gallery Commonは、イチ・タシロ、ミン・ラン・トラン、ローズ・サレーヌによるグループ展「Fault Lines」を開催いたします。イチ・タシロがアーティスト兼キュレーターとして初めて企画する本展は、2025年8月8日(金)から9月7日(日)まで開催されます。
「断層線」を意味する「Fault Lines」というタイトルは、地球の内側を露呈させる地質学的な亀裂だけでなく、文化、技術、感情における比喩的な亀裂を想起させます。層、亀裂、開口部といったテーマに向き合うアーティストたちは、表層の下の構造に隠されている物質的な、あるいは文化的な記憶や歴史的出来事の余波に応答するものを探求しています。
イチ・タシロは、均された表層の上に実験的な素材と重層化、そして加算・減算による相互作用を適用することによって作品を制作するアーティストです。最新の作品では重ね合わされたキャンバスの層に彫刻を施し、燃焼させることで制作を行っています。その変容的プロセスは切断や燃焼という行為を癒しの動作に変換し、能動的な瞑想、そして自身の内側と外側の双方を探求する行為として機能します。国際的に活動しているタシロは、近年ではGallery Common(東京)やバーゼル香港などで展示しています。
ミン・ラン・トランは香港生まれ、パリ在住で、絵画、書、パフォーマンスをその多様な実践に統合していきます。本展でトランは日本での滞在中に調達した印刷物、布地、顔料、インク、木材などの素材を用いて、環境、文化的風土、集合的記憶の痕跡に応答するミクストメディア作品シリーズを制作しており、その作品は身体性、抵抗、言語への探求を押し広げています。トランは、Jan Kaps(ケルン)、Francis Irv(ニューヨーク)、Balice Hertling(パリ)などで作品を発表しています。
ニューヨークを拠点とするローズ・サレーヌは、記憶、価値、交換の物語を語る品々のコレクションである「ダイナミック・セット」を扱っています。サレーヌの新作もまたこの土地の歴史や素材に反応し、個人的な物語と集合的記憶の入り組んだ関係を明らかにしています。本展では、テクノロジーと人間の記憶、感情の相互作用を探求し、日本の文化的・経済的歴史の中心であるテクノロジーとメディアの関係を記録しています。サレーヌの作品は、ニュー・ミュージアム・トリエンナーレ(ニューヨーク、2021年)、ホイットニー・ビエンナーレ(ニューヨーク、2022年)、ウォーカー・アート・センター(ミネアポリス、2025年)で展示されています。
この3人のアーティストたちは共に、彼らが「Fault Lines(断層線)」と呼ぶもの、すなわち境界線であり同時に接点でもあるものを探求しています。彼らによって触れられ、砕かれ、あるいは崩された表層から露わにされたものは何なのか、その思索へと私たちは誘われるのです。
アーティスト
イチ・タシロ、ミン・ラン・トラン、ローズ・サレーヌ








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