「『白樺』日本における西洋美術の導入と広がり」茅ヶ崎市美術館

  • 2025/8/8
  • 「『白樺』日本における西洋美術の導入と広がり」茅ヶ崎市美術館 はコメントを受け付けていません
「『白樺』日本における西洋美術の導入と広がり」茅ヶ崎市美術館

名称:「『白樺』日本における西洋美術の導入と広がり」茅ヶ崎市美術館
会期:2025年9月2日(火)~2025年11月9日(日)
会場:茅ヶ崎市美術館
時間:10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日、9月16日(火)、10月14日(火)、11月4日(火)
   ※ただし9月15日、10月13日、11月3日は開館
観覧料:一般 800円(700円)
   大学生 600円(500円)
   市内在住 65歳以上 400円(300円)
   高校生以下無料
   ※障がい者およびその介護者は無料
   ※( )内は20名以上の団体料金
住所:〒253-0053神奈川県 茅ヶ崎市東海岸北1-4-45
TEL:0467-88-1177
URL:茅ヶ崎市美術館

「『白樺』日本における西洋美術の導入と広がり」茅ヶ崎市美術館
「『白樺』日本における西洋美術の導入と広がり」茅ヶ崎市美術館

『白樺』は、武者小路実篤や志賀直哉ら学習院同窓を中心に 1910( 明治 43) 年から1923( 大正 12) 年まで刊行された雑誌です。彼ら自身の小説や批評を発表する場であると同時に、西洋美術を紹介する新たなメディアとしての役割も担っていました。
明治から大正にかけての日本は西洋から多様な文化や価値観・思想が流入し、印刷技術も飛躍的な発展を遂げた時代であり、多彩な雑誌が次々と生まれました。その中で『白樺』はレンブラント・ファン・レインやジョルジュ・ルオーといった西洋の画家や作品を図版や評論を通して紹介するだけでなく、彼らの芸術表現の背景にある精神性にも焦点を当てた点が大きな特徴と言えるでしょう。
本展では、小説家でありながら美術へも強い関心を抱き自身も絵筆を取っていた実篤と、『白樺』の表紙を多く手掛けた岸田劉生にそれぞれ焦点を当て、近代日本における西洋美術受容の一側面を探ります。また、白樺派が主催した西洋美術の展覧会や同時期に生まれた美術雑誌、文芸雑誌なども併せてご紹介いたします。雑誌というメディアによって共有された理念や価値観の広がりを、作品および関連資料を通じて当時の空気とともに感じていただければ幸いです。

岸田劉生『白樺』第10年11月号表紙、木版多色・紙、1919年、茅ヶ崎市美術館蔵
岸田劉生『白樺』第10年11月号表紙、木版多色・紙、1919年、茅ヶ崎市美術館蔵
岸田劉生《石垣ある道(鵠沼風景)》油彩・キャンバス、1921年、平塚市美術館蔵
岸田劉生《石垣ある道(鵠沼風景)》油彩・キャンバス、1921年、平塚市美術館蔵
レンブラント・ファン・レイン《アルミニウス派説教師 ヤン・アイテンボハールト》エッチング、エングレーヴィング、1635年、町田市立国際版画美術館蔵
レンブラント・ファン・レイン《アルミニウス派説教師 ヤン・アイテンボハールト》エッチング、エングレーヴィング、1635年、町田市立国際版画美術館蔵
「ゴッホ「向日葵」の前で山本顧弥太と」(右が武者小路実篤)1938年、調布市武者小路実篤記念館蔵
「ゴッホ「向日葵」の前で山本顧弥太と」(右が武者小路実篤)1938年、調布市武者小路実篤記念館蔵

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. ミニ展示「名所をめぐる 浮世絵の中の街道と旅」栗東歴史民俗博物館
  2. 特別展「知られざる竹喬 新出作品と新資料から」笠岡市立竹喬美術館
  3. 「宮永岳彦の芸術」秦野市立宮永岳彦記念美術館
ページ上部へ戻る