「池田遙邨名作展-四季折々の風景」倉敷市立美術館

  • 2025/8/7
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「池田遙邨名作展-四季折々の風景」倉敷市立美術館

名称:「池田遙邨名作展-四季折々の風景」倉敷市立美術館
会期:2025年8月26日(火)〜2025年9月28日(日)
会場:倉敷市立美術館
開館時間:9:00 〜 17:15
休館日:月曜日
   9月15日は開館
   9月16日は休館
入場料:一般 210円、大学生・高校生 100円、中学生・小学生 50円、65歳以上・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
住所:〒710-0046岡山県倉敷市中央2-6-1
TEL:086-425-6034
URL:倉敷市立美術館

「行きくれてなんとここらの水のうまさは 山頭火」1988年
「行きくれてなんとここらの水のうまさは 山頭火」1988年

日本画家の池田遙邨(1895年~1988年)は、旅を画室の延長であるととらえ、日本各地をスケッチ旅行して数多くの風景画を残しました。旅先では、叢の中に咲きほこる一輪の山百合にも人の手が加えられていない神のような荘厳な美しさに感動したといいます。このように旅に出て深く自然と向き合うことで、繊細な感覚をはぐくんでいった遙邨の作品には、四季それぞれの趣が巧みに表現されています。
満開の菜の花畑の中のお地蔵さまと二匹の蝶を描いた《のどか》、雉が落ち葉散り敷く中にたたずむ《閑》のように主要なテーマとなる作品もあれば、《昭和東海道五十三次〈箱根〉》のように画面の一部に添えられた色づく木の葉で、さりげなく季節感を伝えようとする作品もあります。私たちを取り巻く自然は、四季それぞれに豊かな表情を見せてくれますが、遙邨は様々な画風の変遷の後に、自由な発想でユーモアを感じさせる独自の風景画を作り上げていきました。
このたびの展覧会では、遙邨が洋画から日本画に転向した初期の作品から晩年の代表作〈山頭火シリーズ〉に至るまで、当館のコレクションから季節感あふれる遙邨の名作をご紹介します。遙邨が描く詩情豊かな四季折々の風景をご鑑賞ください。

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