ながさきピース文化祭2025「皇室の名品と長崎―皇居三の丸尚蔵館収蔵品展」長崎県美術館

荒木寛畝《桜に山鳥図額》明治17年(1884)、絹本着色、国(皇居三の丸尚蔵館収蔵)

名称:ながさきピース文化祭2025「皇室の名品と長崎―皇居三の丸尚蔵館収蔵品展」長崎県美術館
会期:2025年9月14日(日)~2025年10月19日(日)
会場:長崎県美術館
時間:10:00~20:00
   (最終入場は閉館30分前まで)
休館日:9月22日(月)、10月14日(火)
観覧料:一般 420円(340円)
    大学生・70歳以上 310円(250円)
    高校生以下 無料
    ※( )内は15名以上の団体料金
    ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、障害福祉サービス受給者証、地域相談支援受給者証、特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)医療受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証提示者及び介護者1名は無料
    ※学校行事や部活動の一環として、小・中・高・特別支援学校・大学・専門学校及び学童保育が利用する場合、引率の教員は無料
住所:〒850-0862長崎県長崎市出島町2-1
TEL:095-833-2110
URL:長崎県美術館

《てつはう》(鷹島海底遺跡出土遺物)、元時代(13世紀)、松浦市教育委員会
《てつはう》(鷹島海底遺跡出土遺物)、元時代(13世紀)、松浦市教育委員会

第40回国民文化祭、第25回全国障害者芸術・文化祭「ながさきピース文化祭2025」にあわせて開催する本展は、皇室ゆかりの美術工芸品などを収蔵・展示する皇居三の丸尚蔵館の収蔵品を中心に構成されます。とりわけ本展では、明治時代以降の長崎ゆかりの美術を収集、展示してきた長崎県美術館の活動に鑑み、約6,200件に及ぶ皇居三の丸尚蔵館の収蔵品の中から、すぐれた風景画家として名をのこした長崎市出身の洋画家、山本森之助の作品や、荒木寛畝の養子となって近代の日本画壇を牽引した大村市出身の荒木十畝の作品など、近代以降の長崎ゆかりの美術の一側面を物語るような名品の数々が並びます。
また展示会場の後半には特別展示として、鎌倉時代の二度にわたる元寇を題材とし、海外交流史の上でもきわめて重要な作品として知られる国宝《蒙古襲来絵詞》を展示します。長崎県では壱岐市、対馬市等において古戦場周辺の発掘調査が継続して実施されているほか、1980年に初めて水中調査が実施されて以来継続的に調査が重ねられている松浦市では、2024年10月にも3隻目となる元軍沈没船が確認されるなど大きな注目を集めています。本展では参考資料として松浦市教育委員会が所蔵する出土遺物《てつはう》も展示します。
本展は今日まで大切に受け継がれてきた皇室ゆかりの名品の数々を通して皇室文化の精華にふれるとともに、地域の文化を見つめなおす契機となるはずです。

重要文化財《萬国絵図屏風》、安土桃山~江戸時代(17世紀)、紙本着色、国(皇居三の丸尚蔵館収蔵)
重要文化財《萬国絵図屏風》、安土桃山~江戸時代(17世紀)、紙本着色、国(皇居三の丸尚蔵館収蔵)
坂本龍馬《書状(乙大姉宛)》江戸時代・文久3年(1863)、紙本墨書、国(皇居三の丸尚蔵館収蔵)
坂本龍馬《書状(乙大姉宛)》江戸時代・文久3年(1863)、紙本墨書、国(皇居三の丸尚蔵館収蔵)
高橋由一《織田信長ひそかに密勅を五老臣に示すの図》明治26年(1893)、油彩・カンヴァス、国(皇居三の丸尚蔵館収蔵)
高橋由一《織田信長ひそかに密勅を五老臣に示すの図》明治26年(1893)、油彩・カンヴァス、国(皇居三の丸尚蔵館収蔵)
山本森之助《夾竹桃》大正3年(1914)、油彩・カンヴァス、国(皇居三の丸尚蔵館収蔵)
山本森之助《夾竹桃》大正3年(1914)、油彩・カンヴァス、国(皇居三の丸尚蔵館収蔵)
江崎栄造《玳瑁冠棚》大正13年(1924)、玳瑁・金銀象嵌、国(皇居三の丸尚蔵館収蔵)
江崎栄造《玳瑁冠棚》大正13年(1924)、玳瑁・金銀象嵌、国(皇居三の丸尚蔵館収蔵)
重要文化財《萬国絵図屏風》、安土桃山~江戸時代(17世紀)、紙本着色、国(皇居三の丸尚蔵館収蔵)
重要文化財《萬国絵図屏風》、安土桃山~江戸時代(17世紀)、紙本着色、国(皇居三の丸尚蔵館収蔵)
国宝《蒙古襲来絵詞》前巻(部分)、鎌倉時代(13世紀)、国(皇居三の丸尚蔵館収蔵)
国宝《蒙古襲来絵詞》前巻(部分)、鎌倉時代(13世紀)、国(皇居三の丸尚蔵館収蔵)
荒木寛畝《桜に山鳥図額》明治17年(1884)、絹本着色、国(皇居三の丸尚蔵館収蔵)
荒木寛畝《桜に山鳥図額》明治17年(1884)、絹本着色、国(皇居三の丸尚蔵館収蔵)

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