「2025 アール・ヌーヴォー魅惑の煌めき ガレ・ドームガラスの世界展」阪急うめだ本店

  • 2025/8/16
  • 「2025 アール・ヌーヴォー魅惑の煌めき ガレ・ドームガラスの世界展」阪急うめだ本店 はコメントを受け付けていません
「プラム文花器」 (直径19×高さ39.5cm)

名称:「2025 アール・ヌーヴォー魅惑の煌めき ガレ・ドームガラスの世界展」阪急うめだ本店
会期:2025年9月3日(水)〜 9日(火)
会場:7階 美術画廊
開館時間:10:00 〜 20:00
入場料:無料
住所:〒530-8350大阪府大阪市北区角田町8番7号
TEL: 06-6361-1381
URL:阪急うめだ本店

昨年、没後120年を迎え、作品のすばらしさや奥深さが改めて認識されたエミール・ガレ。そのガレと並び称されるドーム兄弟や彼らの協力者により生み出された斬新かつ高度な技法による作品をご紹介します。目の肥えたアール・ヌーヴォーファンを魅了する秀作揃い。ぜひ、この機会にご覧ください。
1846年、フランス北東部のナンシーで、ガラス器、陶器の製造工場を経営する父のもとに生まれる。学生時代から文学、修辞学、哲学、植物学などを学び、優れた成績を残した。
1866年、北ロレーヌのマイゼンタールのガラス工場でガラス製造の技術を習得。翌年からは父の会社でデザイナーとして協力する。
1877年、父の会社の経営を引き継ぎ、ガラス器、陶器の製造販売を手がけるようになる。
1878年、パリ万国博覧会に参加。独自に開発した「月光色ガラス」や陶器を出品し、銅賞を受賞。
1889年、パリ万国博覧会ではガラス部門でグランプリを、また陶器と家具部門でもそれぞれ金、銀賞を受賞し、国際的な評価を得る。
その後も、新たなガラス技術を研究、1900年のパリ万国博覧会でも大量のガラス作品を出品、再びグランプリを獲得し、人気を不動のものにした。
1904年、永眠(享年58歳)。
兄:オーギュスト・ドーム 1853年~1909年
弟:アントナン・ドーム 1864年~1930年
1853年、兄、オーギュストがフランス北東部のナンシーで工場を経営していた父のもとに生まれる。パリで法学を学ぶ。
1864年、弟、アントナンが生まれる。パリの工芸学校で技師の資格を得る。
1878年頃、兄が、1887年には弟が父の工場のガラス製造事業に参加。
1889年、パリ万国博覧会で、ガレの成功に触発される。
1891年、工場に装飾ガラス部門を設けて美術工芸品としてのガラス生産を開始。“ヴィトリフィカシオン”、“アンテルカレール”などの独自の技法を開発するだけでなく、工芸作家や美術作家などの優秀なスタッフを採用し、水準の高い作品を数多く世に送り出す。
1900年、パリ万国博覧会に作品を出品、ガラス部門でグランプリを獲得し、アール・ヌーヴォーを代表する工房となる。
1901年、エコール・ド・ナンシー(ナンシー派)が結成される。弟が副会長に就任。
1909年、兄が亡くなり、弟が事業を引き継ぐ。1930年に永眠。
現在もドーム工房はクリスタルメーカーとしてクリスタル作品を発表し続けている。

「プラム文花器」 (直径19×高さ39.5cm)
「プラム文花器」 (直径19×高さ39.5cm)

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 山田和 個展「得体の知れないエネルギー、カオスの時代―桃山サンバ」桃青京都ギャラリー
  2. 「昭和のホーロー看板展」アドミュージアム東京
  3. 「第27回市民作品展」天童市美術館
ページ上部へ戻る