「江戸指物 木工芸家 島崎敏宏の仕事 蘇れ御蔵島桑」セイコーハウス銀座ホール

  • 2025/8/30
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彩線木画無双箱 13.6×23.3×22cm

名称:「江戸指物 木工芸家 島崎敏宏の仕事 蘇れ御蔵島桑」セイコーハウス銀座ホール
会期:2025年9月26日(金) 〜 2025年10月5日(日)
開館時間:11:00-19:00 最終日は17:00まで
会場:セイコーハウス銀座 6階 セイコーハウス銀座ホール
住所:〒104-8105 中央区銀座4丁目5-11
TEL:(03)3562-2111(代表)
URL:セイコーハウス銀座ホール

御蔵島桑拭漆提箱
13.3×32×20.3cm
御蔵島桑拭漆提箱 13.3×32×20.3cm

このたび和光では、日本工芸会正会員で木工芸家・島崎敏宏氏による個展を開催いたします。
江戸指物師の家系に生まれ、伝統技法を忠実に継承し、木材の特性を巧みに活かしつつ様式美を追求する島崎氏。釘を使わずに木材を精緻に組み上げる組手技法は、強度と耐久性を高め、漆仕上げによる木目の美しさは一点ごとに異なる表情を見せます。技巧を誇示することなく、堅牢さと繊細さを併せ持つその作品には、江戸の粋が凝縮されています。本展では、桑材の最高峰・御蔵島桑を用いた小抽斗や提箱をはじめ、小机、硯箱、手鏡やステッキなど、島崎氏による貴重な江戸指物の数々と卓越した技をご紹介いたします。ぜひ会場にて江戸指物の神髄をご堪能ください。
江戸指物師一筋に創作活動を続け、喜寿を前に初めての大舞台での個展を開催することができ、感謝の念で一杯です。
家業である「江戸指物」を父から受け継ぎ半世紀を超す今日、自分が選び進んできた事に未だ自問自答の日々でおります。若い頃の作品から現在に至るまでの心に残る作品50点余りを展示いたします。ご批評ご感想をお伺いすることができれば、のちの制作に活かすことができます。ぜひご来場をお待ち申し上げます。
江戸指物師 島崎敏宏

御蔵島桑拭漆提抽斗箱
15.8×16.6×25.5cm
御蔵島桑拭漆提抽斗箱 15.8×16.6×25.5cm
御蔵島桑水輪床脚小箱
12×16.4×7.4cm
御蔵島桑水輪床脚小箱 12×16.4×7.4cm
神代杉提箱
16.7×37×23.3cm
神代杉提箱 16.7×37×23.3cm

島崎敏宏(しまざき・としひろ)略歴
1949年東京都荒川区に生まれる
1964年江戸指物師の父・柾成に師事
1970年東京デザイナー学院 工芸・工業デザイン科卒業
1971年伝統工芸新作展(現・東日本伝統工芸展) 初入選
1972年伝統工芸木竹展 初入選
1975年日本伝統工芸展 初入選
1979年日本工芸会正会員に認定
1981年伝統工芸新作展 三越賞受賞
1984年グループ展「くらしの木竹展」(和光ホール)
伝統工芸新作展 鑑審査委員 以後10回歴任
1987・91・95年「島崎柾成・敏宏木工展」(和光ホール)
1990年伝統工芸木竹展 文化庁長官賞受賞
1991年日本伝統工芸展 奨励賞受賞 文化庁作品買上げ
1994年グループ展「木と竹のひびき展」(和光アートサロン)
1996年伝統工芸木竹展 鑑審査委員
1996・98・2000・02・04・06・08・10年グループ展「響の会」(和光ホール・和光並木ホール)
1998・2001年伝統工芸新作展 奨励賞受賞
2006・17年日本伝統工芸展出品作品 宮内庁作品買上げ
2008年個展(三鷹市・スペース S)
2010年東日本伝統工芸展第50回記念「21世紀の伝統工芸―世界の眼―」出品(熱海市・MOA 美術館)
2017・23年東日本伝統工芸展 奨励賞受賞
現在日本工芸会正会員

彩線木画無双箱 13.6×23.3×22cm
彩線木画無双箱 13.6×23.3×22cm

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